悪夢の14連敗を喫した昨季のような停滞感がロサンゼルス・エンジェルスを取り巻いている。現地4月24日に本拠地で行なわれたオークランド・アスレティックス戦では、壮絶な乱打戦の末に10対11で敗戦。またしても守備の脆さを露呈する形となった。
味方であるはずのファンから向けられた無情なブーイングがチームの不安定さを物語るようだった。
この日は先発のホセ・スアレスが序盤3回で5発を被弾して7失点を喫する最悪のスタートとなったエンジェルス。それでも打線が奮起して6回に追いつくと、続く7回にはブランドン・デュルーリーのタイムリーツーベースで逆転に成功する。
がしかし、一気に勝ち星をもぎ取れないのが今のチーム。最終9回に4番手のハイメ・バリアが押し出しの四球で同点とされると、タイブレーク方式となった10回には3失点で突き放された。
投打が噛みあわないもどかしい内容には、選手たちにブーイングを浴びせたファンはおろか、現地記者たちも嘆きの声を上げている。
米メディア『The Athletic』でエンジェルス番を務めているサム・ブラム記者は「エンジェルスは延長10回の末に10対11で敗れた。またもやとんでもなくめちゃくちゃな試合だった」と糾弾。さらに「ホセ・スアレスが5本塁打を許した。チームは反撃をしたが、その後にブルペンが全てを台無しにした。いまやこれは1つのパターンになりつつある」とゲーム終盤に起きる"投壊"が定番化しつつある状態を憂いた。
また、MLBのブレント・マグワイア記者も「最近の記憶の中で最も狂ったエンジェルスの試合のひとつだ」と指摘。乱高下した勝利確率をパーセント化したチャートを示したうえで、「もう起こったことを全て要約するのは難しい」と嘆いた。
序盤にゲームを組み立てらずに降板したスアレスは試合後に「正直に言って、何が起きているのかがわからない」と吐露。こうした状況を見る限り、9年ぶりのプレーオフ進出は遠のくばかりな気がして仕方がない。
構成●THE DIGEST編集部
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味方であるはずのファンから向けられた無情なブーイングがチームの不安定さを物語るようだった。
この日は先発のホセ・スアレスが序盤3回で5発を被弾して7失点を喫する最悪のスタートとなったエンジェルス。それでも打線が奮起して6回に追いつくと、続く7回にはブランドン・デュルーリーのタイムリーツーベースで逆転に成功する。
がしかし、一気に勝ち星をもぎ取れないのが今のチーム。最終9回に4番手のハイメ・バリアが押し出しの四球で同点とされると、タイブレーク方式となった10回には3失点で突き放された。
投打が噛みあわないもどかしい内容には、選手たちにブーイングを浴びせたファンはおろか、現地記者たちも嘆きの声を上げている。
米メディア『The Athletic』でエンジェルス番を務めているサム・ブラム記者は「エンジェルスは延長10回の末に10対11で敗れた。またもやとんでもなくめちゃくちゃな試合だった」と糾弾。さらに「ホセ・スアレスが5本塁打を許した。チームは反撃をしたが、その後にブルペンが全てを台無しにした。いまやこれは1つのパターンになりつつある」とゲーム終盤に起きる"投壊"が定番化しつつある状態を憂いた。
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序盤にゲームを組み立てらずに降板したスアレスは試合後に「正直に言って、何が起きているのかがわからない」と吐露。こうした状況を見る限り、9年ぶりのプレーオフ進出は遠のくばかりな気がして仕方がない。
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