MLB

「トラウトが話したんだ」大乱調スアレスの“癖”を修正させたのは大黒柱だと米識者が主張!「ベンチではオオタニも…」

THE DIGEST編集部

2023.04.26

3回7失点と炎上したスアレスだが、結果的に勝敗はつかなかった。(C)Getty Images

 3回を終えて自責点7と大乱調だった。

 現地月曜日、オークランド・アスレティックスを本拠地に迎えたロサンゼルス・エンジェルスは左腕のホセ・スアレスが先発登板。だが3回までに5つの本塁打を含む8安打を浴びて大量失点を喫してしまう。エンジェルスも2点を返して反撃するも、敗色濃厚なムードがスタンドを覆った。

 そんななか、スアレスは続く4回と5回をシャットアウト。のちの逆転劇につなげる好投をみせた。エンジェルスの情報を発信するポッドキャスト番組「Talkin Halos」でホストを務めるジャレッド・ティムズ氏は、「4回からスアレスはセットポジションを変えた」と指摘。修正前と修正後の2枚の写真を並べて、「私見だが、マイク・トラウトがセンターの位置からなにかに気づき、(フィル・)ネビン(監督)にそのことを話したのだと思う」と続けた。

 試合後にスアレスは「相手に癖を見抜かれていると言われた。だから4回からはグラブの位置を変えたんだ」と明かしており、その"誰か"がトラウトである可能性が高いとティムズ氏は推測したのだ。以前にもトラウトは打ち込まれた自軍の投手に対して、センターの位置でセットポジションのジェスチャーを示して癖に気づかせたことがある。
 
 さらに数時間後、YouTubeでとある映像を目にしたティムズ氏。スアレスの登板中にベンチでタブレット端末を手にした大谷翔平が、水原一平通訳と話し込む様子から「ショウヘイ・オオタニもスアレスの投球の癖に気づいていたようだ」と綴っている。あるいはネビン監督に進言したのは――。いずれにせよ、憶測の域を脱しない。

 フォロワーからはスアレスへの批判が相次ぎ、先発ローテーションから外すべきだとの意見が多く寄せられた。ティムズ記者は「落ち着こう。ピッチクロックを含めて修正してくるだろうスアレスにはまだ期待が持てる。エンジェルスがなすべきは、有能な右腕の獲得だよ」とたしなめた。

 エンジェルスは怒涛の反攻で一時は8対7と逆転に成功したものの、逃げ切りには失敗。延長戦の末に10対11で敗れ去った。

構成●THE DIGEST編集部

【画像】スアレスがマウンドでみせた"修正前と修正後"のセットポジション

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