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MLB

「衝撃的な進化だ!」投手・大谷翔平がピッチクロック導入で“6.4秒短縮”の高速化にMLB公式記者が驚き!「しかも球の質を上げてきた」

THE DIGEST編集部

2023.04.28

絶好調を維持する“投手・大谷”。いずれのスタッツも驚異的な数値を叩き出している。(C)Getty Images

絶好調を維持する“投手・大谷”。いずれのスタッツも驚異的な数値を叩き出している。(C)Getty Images

 現地4月27日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は本拠地で行なわれるオークランド・アスレティック戦に先発登板する。ここまで5試合を投げて無傷の3勝0敗。その登板を前に、MLB公式サイトのマイク・ペトリージョ記者が興味深い分析データを公表した。

 MLBは今季からピッチクロックを導入している。1試合の平均時間が27分も短縮されており、さっそくその効果が見て取れるが、ペトリージョ氏は“投手・大谷”の非凡な適応力に舌を巻く。「昨シーズンのオオタニはランナーなしの状況で、平均21.7秒を要していた。エンジェルスのローテーション投手のなかで3番目に遅く、規定投球回数に達した投手全体で見てもかなり遅い部類だった」と指摘したうえで、次にようにペースアップの変化を紹介している。

「それが今シーズンはここまで平均で15.3秒と6,4秒も短縮してきたのだから衝撃的だ。MLB平均よりは少し遅いが、昨シーズンからの下落度で見ると3番目に入ってくる。彼がどれだけ新ルールに適応してきたかがよく分かるというものだ」

 ペトリージョ氏は“高い下落度”を示す上位5投手を羅列した。1位:マイケル・コペック(シカゴ・ホワイトソックス)/21.1秒→13.1秒、2位:タナー・ハウク(ボストン・レッドソックス)/20.3秒→13.1秒、3位:大谷翔平(エンジェルス)/21.7秒→15.3秒、4位:タイラー・メギル(ニューヨーク・メッツ)/19.3 秒→14.3秒、5位:ランス・リン(ホワイトソックス)/19.3秒→14.3秒となっている。
 
 そしてさらに驚異的なのが、投球ピッチが速くなったにもかかわらず、いずれのスタッツも申し分ない数値を叩き出している点だという。

「防御率0.64は全体2位の数値であり、被安打率や被長打率も誰よりも低い。球の質は落ちるどころかまったくの逆で、むしろ上げてきているのだ。投球全体で85マイル(約137キロ)以上の球を投げる割合は昨シーズンの25%から今シーズンは45%と大きく変わった。速球(フォーシーム)の回数は減ったが、オオタニは上手くスイーパーを組み合わせて相手バッターを封じ込んでいるのだ」

 はたして今季6度目の「3番・DH兼投手」で臨むアスレティック戦では、どんなハイパフォーマンスを披露してくれるのか。初のサイ・ヤング賞獲得に期待は膨らむばかりだ。

構成●THE DIGEST編集部

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