やはり指揮官からの信頼は揺らがない。今季5度目の先発登板を果たした大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)である。
現地時間4月27日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が本拠地エンジェル・スタジアムでのオークランド・アスレティックス戦に「3番・指名打者兼投手」で先発。チームが8対7で勝利した試合で、投手として6回(93球)を投げて5失点ながらも8奪三振で今季4勝目を挙げ、打者としては5打数3安打1打点の活躍を見せた。
この試合、投手として初回から快調に飛ばしていた大谷が乱れたのは4回表だった。味方の援護もあって、エンジェルスが5対0とリードを奪っていたなかで、先頭打者に死球を与えてこの日初のランナーを出すと、そこからアウトを取れないまま、立て続けに3ランと2ランを被弾。あっという間に追いつかれてしまったのだ。
ここ5登板で、自責点が2。防御率はわずかに0.64だったエースが見せた突如の乱れは、チームにとっても小さくない衝撃があったようである。
試合後の会見に登場したフィル・ネビン監督は「ベンチも明らかにしぼんでいて、『おいおい、何が起きたんだ?』って感じだったね」と舞台裏の様子を告白。そのうえで52歳の指揮官はチームにかけた言葉を明かした。
「ショウヘイも人間なんだ。だから、私はベンチに『ショウも人間なんだから失点する時もある』といった。『ここからが勝負だぞ! 気合い入れていけ!』ってね。彼自身に何か問題が出たわけではない。(サイン伝達機器の)ピッチコムの問題が大きく影響したわけでもないと思う。当然ながら相手もメジャーの打者だ。今日のように打たれることはある」
この指揮官の強い言葉がカンフル剤となったのか。エンジェルスは5回裏に勝ち越し。そのまま突き放して大谷に4勝目を提供した。
構成●THE DIGEST編集部
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この試合、投手として初回から快調に飛ばしていた大谷が乱れたのは4回表だった。味方の援護もあって、エンジェルスが5対0とリードを奪っていたなかで、先頭打者に死球を与えてこの日初のランナーを出すと、そこからアウトを取れないまま、立て続けに3ランと2ランを被弾。あっという間に追いつかれてしまったのだ。
ここ5登板で、自責点が2。防御率はわずかに0.64だったエースが見せた突如の乱れは、チームにとっても小さくない衝撃があったようである。
試合後の会見に登場したフィル・ネビン監督は「ベンチも明らかにしぼんでいて、『おいおい、何が起きたんだ?』って感じだったね」と舞台裏の様子を告白。そのうえで52歳の指揮官はチームにかけた言葉を明かした。
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この指揮官の強い言葉がカンフル剤となったのか。エンジェルスは5回裏に勝ち越し。そのまま突き放して大谷に4勝目を提供した。
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