劇的な逆転勝利に沸くロサンゼルス・エンジェルスにあって、試合後の大谷翔平は努めて冷静に自身のパフォーマンスを振り返った。
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　現地５月３日、エンジェルスは敵地でセントルイス・カージナルスと対戦。大谷は「３番・DH兼投手」で先発出場し、５回を投げて４失点を喫した。ふたつの本塁打を浴びるなど荒れた部分もあった一方で、自己最多タイの13奪三振をマーク。打っては３安打１打点と気を吐き、チームの快勝劇（６対４）に貢献した。

　大谷は試合後に米メディアのフラッシュインタビューに応じた。13個の三振を奪った点について問われると、「不用意に行ったところでホームランを打たれた。６回７回、どうしても投げたかったですけど、５回までしか投げれなかったというところで言うと、奪三振よりもそこに悔しさが残るかなと思います」と心情を吐露した。

　４回裏にカーディナルス打線に掴まって３失点を喫した。「相手はかなり早打ちだったのでは？」と指摘されると、「どうですかね、狙い球を絞って振ってきているという感じですかね」と返答。そのうえで「打たれたのが全部長打になっているので、打球を上げさせてしまっているというところが、一番の今日の反省点かなと思います」と続けた。
  　チームは９回表に３点を奪って逆転に成功。敗戦投手とならずに済んだ大谷は「素晴らしいオフェンスでした。とくに（同点とした）ラムの一発が大きかったですね」と称えた。

　通算500奪三振を達成した28歳。ここまで７試合に登板した“投手・大谷”の主なスタッツは、防御率2.54、奪三振59、被安打16、被本塁打４、自責点11、四死球25、WHIP0.87、被安打率.125となっている。

構成●THE DIGEST編集部

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