アメリカン・リーグ新人王の最有力候補として日本人ルーキーへの注目度が急上昇中だ。今季からボストン・レッドソックスの一員としてプレーし、ここまで驚異的なパフォーマンスを発揮している吉田正尚だ。
現地5月5日の敵地フィラデルフィア・フィリーズ戦では、4打数1安打をマークし、メジャー最長15試合連続安打に記録を伸ばしている吉田。現地6日は、休養のため17日ぶりに欠場したが、28試合で打率.315、6本塁打、24打点、OPS.937と好成績を残しており、米球界においても注目の存在となっていることは間違いないだろう。
こうした活躍を受け、米スポーツサイト『ClutchPoints』は現地5月6日、大手ブックメーカー『FanDuel』が公開している新人王オッズを引用し、『+240』で一番人気の吉田を特集。「ア・リーグ新人王の最新オッズは、大攻勢の週を経てレッドソックスのマサタカ・ヨシダが支持されている」と見出しを打ち、一本の記事を掲載した。
さらに同サイトは、今季の打撃スタッツに触れたうえで、「レッドソックスが期待した通りの存在だ」と称賛のコメント。21勝14敗と好調のチーム状況にも触れると、まだ5月とレギュラーシーズンが始まったばかりとはいえ、「MLBスターとしての資質に疑いの余地はない」と指摘しており、今後のさらなる活躍も期待せざるを得ないようだ。
記事内では、『+370』で2番人気のジョシュ・ハン(テキサス・レンジャーズ)、『+750』で3番人気のアンソニー・ボルピー(ニューヨーク・ヤンキース)、『+850』で4番人気のハンター・ブラウン(ヒューストン・アストロズ)という存在にも触れているが、最後は、「今のところ先頭は、レッドソックスの新星外野手だ」との言葉で締め括られた。
これまでメジャーの新人王に輝いている日本人選手は、野茂英雄(1995年)、佐々木主浩(2000年)、イチロー(2001年)、大谷翔平(2018年)。果たして吉田は5人目の快挙を果たせるか、今後の戦いぶりにも注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
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これまでメジャーの新人王に輝いている日本人選手は、野茂英雄(1995年)、佐々木主浩(2000年)、イチロー(2001年)、大谷翔平(2018年)。果たして吉田は5人目の快挙を果たせるか、今後の戦いぶりにも注目だ。
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