現地金曜日、セントルイス・カーディナルズは敵地でボストン・レッドソックスと対戦。ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）で共に日本代表の一員として闘い、世界一奪還に貢献したふたりのサムライが初めてメジャーの舞台で対峙し、話題を集めた。

　８番・ライトで先発したラーズ・ヌートバーは３打数２安打２打点と暴れ、カーディナルスの８対５勝利に貢献。一方、レッドソックスの２番・レフトでスタメン出場の吉田正尚も３打数２安打とマルチを記録し、大いに存在を示した。

　その試合前、カーディナルスの公式SNSが伝えたのが一枚の写真。フェンウェイ・パークを訪れたひとりの少女がヌートバーと交流する様子を伝えたのだ。ヌートバーが優しい笑顔で応対し、何やら話しかけながら、侍ジャパンの野球帽を被った少女にサインペンを返すと、少女は大事そうにもう片方の手でボールを握り締めている。なんとも心温まるショットだ。
  　コメント欄には日米のファンから賛辞が続々。「ヌートバーの笑顔も、ボールを握っている小さな手も、たまらない」「本当に親切で誠実な若者ね」「だから彼は愛されるんだ」「素敵な写真です」「彼と彼女の笑顔に癒される」「マジでナイスガイ」「すごく優しさを感じる光景だ」「二人の笑顔に涙が出そうになる」と、枚挙に暇がないほどだ。

　さて、現地土曜日に行なわれる第２ラウンドで、ヌートバーvs吉田はいかなる展開をみせるのか。上位進出を窺うレッドソックスにとって、本拠地での連敗だけは避けたいところだ。

構成●THE DIGEST編集部

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