セントルイス・カージナルスのラーズ・ヌートバーが、侍ジャパンで苦楽を共にした大谷翔平への想いを熱く語った。

　現地火曜日、カージナルスは本拠地でロサンゼルス・エンジェルスと対戦する。大谷はスタメンを外れたが、ヌートバーは「９番・ライト」で先発。その試合前、大挙して押し寄せた報道陣の要請に応え、大谷についての質問に答えた。前日月曜日に大谷を食事に誘ったところ、「よく寝るんだ。食事に行きたいかと訊いても『寝ている』と話していたからね」と冗談交じりに語り、次のように続けた。

「彼は普通の男であり、とても謙虚だ。これはずっと言ってるんだけど、彼は本当にありのままの姿を見せてくれる。最高の男、最高の友人、そして最高のベースボールプレーヤーだよ。投打両面で一流なのだから、圧巻だと言うほかないよね」

　WBCではカージナルスで流行った“ペッパーミル”パフォーマンスを侍ジャパンに持ち込んで定着し、瞬く間に日本中で有名になった。あのパフォーマンスに関しても、大谷とのリアクションがあってこそチームに広まったと回顧する。
  「僕は彼に訊いたんだ。『なあ、セレブレーションは何か考えているのかい？』って。そしたらオオタニは『エンジェルスではこれといったのがないんだよね』みたいなことを言っていて、『君が何かやるならば、僕たちは乗っかるよ』と話してくれたんだ。で、ちょっとやってみたら、オオタニがすぐ乗っかってくれたのさ」

　このインタビューの後には、外野でキャッチボールを終えた大谷の元にダッシュで駆け寄り、がっちりと握手を交わしたヌートバー。水原一平通訳を交えて、およそ４分間に渡って談笑した。はたして、現地水曜日に実現する「投手・大谷vsヌートバー」の行方やいかに!?　楽しみは尽きない。

構成●THE DIGEST編集部

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