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「パワー不足に陥っている」2号ソロを放った鈴木誠也に米専門メディアが辛口評価も「地区Sを勝ち抜くには彼が必要不可欠」

THE DIGEST編集部

2023.05.16

今季2号本塁打を放った鈴木。地元メディアも喝采を送った。(C)Getty Images

 シカゴ・カブスの鈴木誠也が現地5月14日、敵地でのミネソタ・ツインズ戦に「4番・右翼」で先発出場。第3打席で、111打席ぶりとなる今季2号本塁打をレフトスタンドに放った。ベンチに戻った鈴木は久々の一発にチームメイトと熱く抱擁し、喜びを分かち合った。

 7点ビハインドで迎えた7回、先頭打者で打席に立った鈴木はツインズ先発ルイ・バーランドの内角に食い込んでくるカットボールを完璧に振り抜いた。この日は「母の日」で、ピンク色のバットから繰り出された低い弾道はレフトスタンドに飛び込むソロ本塁打。実に111打席ぶりの一発が放たれた。

 鈴木の一発に地元メディアも喝采を送っている。カブスのあらゆる情報を発信する専門メディア『CubsHQ』は「セイヤ・スズキが今シーズン2本目の本塁打で、飛距離366フィート(約111.6メートル)、打球角度20度で108.8マイル(約175・1キロ)の打球速度を放ち、ダイヤモンドを1周した」と評した。

 6点差に迫るソロ弾を打ち、ベンチに戻ってきた日本人にクリストファー・モレルが祝福するように熱く抱擁した姿が中継カメラに抜かれると、「仲良くハグ」「素敵な二人だ」「モレルはナイスガイだ!」とSNS上でも2人のリアクションを称えるコメントが寄せられた。
 
 主砲の一発を称える一方で同メディアは、この本塁打が4月14日のロサンゼルス・ドジャース戦で今季1号を記録して以来だったと触れたうえで、「スズキは今季パワー不足に陥っている」と厳しく指摘するが、「今季カブスがナショナル・リーグ中地区を勝ち抜くためには、スズキの活躍が必要不可欠だ」と、打棒復活に期待を込めている。

 なお、試合は3対16でツインズに大敗。チームは2連敗を喫し、借金は「2」。首位ミルウォーキー・ブルワーズとのゲーム差は4に広がった。

構成●THE DIGEST編集部

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