MLB

「最高の気分だった」エ軍“170km右腕”ベン・ジョイス、衝撃デビューに現地メディアが続々反応! 常時100マイル超えの迫力に賛辞止まず

THE DIGEST編集部

2023.05.31

1回を無失点に抑えたベン・ジョイス。圧巻の投球内容でデビュー戦を飾った。(C) Getty Images

 現地時間5月29日、ロサンゼルス・エンジェルスのルーキー、ベン・ジョイスがシカゴ・ホワイトソックス戦でリリーフ登板し、MLBデビューを飾った。このゲームの前日にメジャー昇格を果たしており、試合終盤、敵地ギャランティード・レート・フィールドのマウンドに登り、単打1本を許したものの、2三振を奪うなど、力強いピッチングを披露している。
 
「105.5マイルルーキー」「170㎞右腕」といった異名の通り、大学在籍時に驚異の169.8㎞をマークした22歳は、チームが4対3と1点差に迫られた緊迫の場面で起用された。しかし、常時100マイル超えの前評判通りに勢いのある速球を大きなモーションから投げ込み、7回の1イニングを無失点と、セットアッパーとしての役割をキッチリと果たした。

 堂々たる投球を繰り広げ、チームの勝利に貢献した大型新人には米国メディアも続々と反応している。メジャー公式サイト『MLB.com』は試合翌日の5月30日、「ジョイス、輝かしいデビュー戦で時速102マイルを発揮」と銘打ったトピックを配信。その中ではエンジェルスのフィル・ネビン監督のコメントとして、最初の打者に安打を打たれた投球について「彼が投げた(ストライクを獲った)最初の2球は気に入った。0-2から投げたカッターには、あまり興奮しなかったが、あれは修正できたと思う」と、冗談交じりに語ったと紹介している。

 またジョイス本人も「最高の気分だった。 とても快適だった。思っていたよりずっと快適だった」と満足気な様子で振り返ったコメントも掲載。

 さらにスポーツメディア『as USA』では同サイトにより「MLBで最も強力な打撃陣を擁するロサンゼルスの今シーズンの弱点は、暑苦しいブルペンだった。しかし、この度、ダブルAからベン・ジョイスを呼び寄せ、ブルペンに若干のアクセントを加えることに成功した」とルーキーの加入について見解を記している。

 他にも、プロ入り前の実績にも言及し「テネシー州ノックスビル出身の22歳は、ちょうど1年前、ボランティアズの投手として全米の注目を浴びた。104.1マイルの投球でNCAA記録を樹立した後、わずか1か月後に105.5マイルを記録し、それを上回る投球を見せた。これは、NCAAで最も速い球というだけでなく、野球界のどのレベルにおいても2番目に速い球だった」とアマチュア時のエピソードを綴っている。

 初のメジャーのマウンドで、この上ないピッチングを見せつけたジョイス。エンジェルスの大きな戦力としての期待とともに、持ち前の速球で相手打者をどれだけ圧倒するか、その右腕はさらに注目を集めることになるだろう。

構成●THE DIGEST編集部
【動画】衝撃の100マイル超え連発! エ軍新人が圧巻デビュー

【PHOTO】WBCのヒーローはメジャー開幕後も全開! 日々輝く大谷翔平が魅せる喜怒哀楽の厳選ショット!

【PHOTO】世界が驚嘆する偉才・大谷翔平のキャリアを厳選ショットで一挙公開!花巻東、日ハム、エンジェルスでの活躍を振り返る
NEXT
PAGE
【動画】衝撃の100マイル超え連発! エ軍新人が圧巻デビュー