現地６月２日に行なわれたヒューストン・アストロズ戦に「１番・投手兼DH」で出場した大谷翔平（ロサンゼルス・エンジェルス）。この日は、悔しくも６回を投げ５失点で２敗目を喫し、打者としても４打数無安打と今一つの内容だった。

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　この日は本領を発揮できなかった二刀流戦士だが、昨季リーグ優勝へ導いたダスティ・ベイカー監督（アストロズ）は、彼の“スピード”に惚れ込んでいるようだ。「（野球の）ルールを変えた男だ。何事もルールを変える人は、偉大である。時速100マイル（約161キロ）の球を投げられるし、１マイル（約1.6キロ）は打球を飛ばす」と試合前に絶賛。そして投打にとどまらず、「彼はきっと鹿よりも速く走れるよ」と“俊足”を持ち合わせていることを称えたのだ。
  　米野球データサイト『Codify Baseball』の情報によれば、彼はホームから一塁まで4.16秒で駆け抜けたことがある。また2018年には、元エンジェルスで指揮していたマイク・ソーシア氏も「映像では彼の走りを正当に評価するものはない。走る機会があればいつでも走るよ。彼はいいバネを持っており、だからスピードがある」と米放送局『ESPN』で高評価していた。

　ここまで打っては15本塁打（AL２位タイ）、38打点（AL12位タイ）、７盗塁（AL18位タイ）、打率.262、OPS.859（AL11位）を記録。投げては５勝２敗、防御率3.30、96奪三振（AL２位）と好スタッツを残す大谷。ライバルチームの監督も喉から手が出るほど彼を欲しているようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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