MLB

今季4勝目! ダルビッシュの“無双”ピッチに本拠地は「パーティーのような雰囲気」。MLB公式もファンの熱狂ぶりにフォーカス!

THE DIGEST編集部

2023.06.05

今季4勝目を挙げたダルビッシュ。(C) Getty Images

 サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有は現地時間6月3日、本拠地でのシカゴ・カブス戦に先発登板。7回を投げ被安打2、9奪三振、無失点と、今季11度目のマウンドで圧巻のピッチングを披露した。
 
 初回、打者3人をすべて内野ゴロに仕留めると、2回にはこの日唯一となる四球でランナーを出しながらも、鈴木誠也を含めた中軸に対し、三者三振で切り抜けた。その後、7回までに許した2本の安打はいずれも内野安打であり、今季最高の115球の内容は終始、相手打線に付け入る隙を与えなかった。

 この日の背番号11のピッチングは試合翌日、メジャー公式サイト『MLB.com』もレポート。スタンドのファンの様子や、チームメイトのコメントも交え、その内容を伝えている。

 同メディアは「彼はわずか2本のヒットを許しただけで、いずれも内野を抜けることはなかった」として、マウンドでのパフォーマンスを称えながら、ベテランの快投を見届けたファンの反応を次のように振り返った。「ダルビッシュはマイク・タウクマンをゴロに打ち取り、7回を無失点に終わらせた。ダルビッシュがダグアウトに向かうと、ファンたちはスタンディングオベーションで彼を迎えた」

 また、この日は序盤から打線もダルビッシュを援護しており、2本塁打を放ったフェルナンド・タティスの言葉も掲載。主軸を担う24歳はこの日の勝利を「チーム全体が素晴らしい野球をしていた。ダルビッシュが7回もシャットアウトしてくれたところから始まった」と評している。

 さらに同メディアは守備面にも言及、4回に二塁手キム・ハソンがセンター前に抜けるかと思われた打球を処理した場面には「二塁手のキム・ハソンが傑出したプレーを見せ、投手を支えた」と称賛。それらも踏まえながら「ダルビッシュの圧倒的な強さは、一晩中パーティーのような雰囲気を作り出していた」と、ゲームの空気感をそう表現している。

 記事では他にも「ダルビッシュは最高の投球を見せ、ペトコパークの観客は、それを十分に楽しんだ」と綴っており、「パドレスは、このような夜が、今シーズンはもう少し頻繁になると予想していた」とも指摘している。

 これで4勝目を手にし、今シーズンでも屈指のピッチングを披露したダルビッシュ。苦しい戦いが続くものの、ベテラン右腕のピッチングによりホームスタジアムが一つになり、チームを奮い立たせるにも十分な内容だった。

構成●THE DIGEST編集部
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