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大谷翔平が鈴木誠也の頭上を越える16号ソロ弾!反撃の口火となる一発でエンジェルスが逆転勝利!

THE DIGEST編集部

2023.06.07

大谷は4回の第2打席に今季16号ソロを放った。(C) Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスは現地時間6月6日、本拠地でシカゴ・カブスと対戦。大谷翔平は「2番・指名打者」で先発出場し、第2打席に今季16号ソロホームランを放った。打線も5回に5点を奪うなど、相手を圧倒。7対4で勝利し、貯金を「2」とした。

 大谷の第1打席は2球目をセンターに鋭く弾き返すが、ショートが好位置についていたため遊ゴロ。直後の2回、カブスは鈴木誠也が三安打で出塁すると、打線がつながり一挙4点。カブスが大量リードを奪うが、反撃の口火を切ったのは米球界で異彩を放つ二刀流だった。

 4回の第2打席に大谷はカウント2-2から相手先発ヘイデン・ウェズネスキーが投じたインハイのカットボールを強振。打球速度103マイル(約165.7キロ)でライト方向に飛んだライナー性の打球は、ぐんぐんと飛距離を伸ばす。右翼を守る鈴木がフェンス際まで追ってジャンプするが届かず、打球は跳ね返ってグラウンドへ。鈴木が遅れてボールを処理する間に大谷は全力疾走し、三塁まで進塁。審判が協議した結果、打球はライトフェンスを越えて跳ね返ったと判断されてホームランになった。
 
 日本人スラッガーの反撃の狼煙となる一発で完全に勢い付いたエンジェルスは5回に相手の暴投で1点を返すと、なおも2死二、三塁でバッターボックスには大谷。ここは四球を選び満塁に広げると、3番マイク・トラウトが2点タイムリーで同点。さらにマット・タイスも2打点を挙げ、エンジェルスが6対4と逆転に成功した。

 7回にも先頭打者のテーラー・ウォードがソロを放ち、追加点を加えたエンジェルス。大谷は4打席目の打席もふたたび四球を選びチャンスを広げるが、その後は得点ならず。3点リードのまま、9回は守護神カルロス・エステベスが登板。2死一、三塁のピンチを招くが、最後は鈴木を100マイル(約160キロ)のフォーシームで三球三振に仕留め、ゲームセット。エンジェルスが2連勝を飾った。

 大谷はホームランを含む2打数1安打1打点、鈴木は4打数1安打で3連戦の初戦を終えた。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】大谷翔平が鈴木誠也の頭上を越える16号ソロ!

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