ロサンゼルス・エンジェルスのフィル・ネビン監督が今季３度目の退場処分を食らった。

　現地６月10日、エンジェルスは本拠地でシアトル・マリナーズと対戦。２対５で３点を追う５回裏だった。２死二、三塁で打席に立ったのは「２番・DH」の大谷翔平。前の打席で豪快な18号２ランを放っていただけにスタジアムのボルテージも最高潮に達したが、結果は見送りの三振に終わった。

　フルカウントから相手投手スピアーが投じた外角いっぱいのスライダーは、なんとも微妙なストライク判定。大谷も球審に対して「ノー、ノー」と納得がいかないジェスチャーを見せ、スタジアムには大ブーイングが鳴り響いた。

　その直後、猛然と抗議したのがネビン監督だ。退場を宣告されても食い下がらず、怒りを滲ませて球審に猛然と詰め寄ると、ホームベースのところまで歩を進めて砂をかき出して、ジャッジへの不満を露にした。
  　一方でホームスタンドは、男気を示したネビン監督の振る舞いに大盛り上がりとなった。SNS上では日米のファンから反応が続々。「めっちゃ怒ってる！」「あのジャッジは爆発しても不思議じゃない」「過去最大級じゃないか」「彼は指揮官としての仕事を全うしたよ」「選手のハートに火をつけた？」などなど、さまざまな声が寄せられている。

　試合は７回を終えて、エンジェルスが２対６で４点差を追っている。

構成●THE DIGEST編集部

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