現地6月20日、2023MLBオールスター・ゲームの第2回中間投票が発表された。ア・リーグDH部門では、大谷翔平(エンジェルス)がリーグ最多得票でトップを独走しているが、これに“異議”を唱えたのが2位のブランドン・ベルト(ブルージェイズ)だ。
「インチキであることは明らかだ。1位はオレのはずさ」
敵地マーリンズ戦に臨む直前、MLB.comのインタビューに答えたベルトは、第一声からいきなり“不正投票疑惑”をぶち上げた。
「オレが大谷より良いバッターだということは誰もが知ってるだろ? もちろん、DHとしてもオレの方が上だ。チームリーダーとしてもね。なのに、なぜか2位なんだよ」
メジャー13年目を迎えた35歳のベテランのこの発言は、もちろんジョークである。念のため、現時点での2人の打撃成績を比べてみると以下のようになる。
大谷 72試合 打率.300 24本塁打 58打点 OPS1.015
ベルト 48試合 打率.263 4本塁打 16打点 OPS .812
記者もこの点は心得ていて、ベルトに「では、大谷よりもいいピッチャーになれる?」とさらに質問。これに対してもベルトは「それも間違いないね」と豪語してみせた。
「高校時代のビデオを取り寄せたんだ。それが証明になるよ」
高校時代は二刀流としてプレーし、当時は投手としても評価が高かったベルトらしい返しである(なお肩の故障により、大学以降は一度も投げていない)。
現時点の大谷の得票は188万5144票。対してベルトは49万7887票で、3倍以上の差がついている。現在の投票(フェーズ1)は、決選投票(フェーズ2)に進む各ポジション上位2名の候補者を決める段階だが、リーグ最多得票選手は自動的に先発出場が決まる。つまり、大谷の3年連続のオールスター出場は決まったも同然。ベルトは何とか滑り込めるだろうか?
構成●SLUGGER編集部
「インチキであることは明らかだ。1位はオレのはずさ」
敵地マーリンズ戦に臨む直前、MLB.comのインタビューに答えたベルトは、第一声からいきなり“不正投票疑惑”をぶち上げた。
「オレが大谷より良いバッターだということは誰もが知ってるだろ? もちろん、DHとしてもオレの方が上だ。チームリーダーとしてもね。なのに、なぜか2位なんだよ」
メジャー13年目を迎えた35歳のベテランのこの発言は、もちろんジョークである。念のため、現時点での2人の打撃成績を比べてみると以下のようになる。
大谷 72試合 打率.300 24本塁打 58打点 OPS1.015
ベルト 48試合 打率.263 4本塁打 16打点 OPS .812
記者もこの点は心得ていて、ベルトに「では、大谷よりもいいピッチャーになれる?」とさらに質問。これに対してもベルトは「それも間違いないね」と豪語してみせた。
「高校時代のビデオを取り寄せたんだ。それが証明になるよ」
高校時代は二刀流としてプレーし、当時は投手としても評価が高かったベルトらしい返しである(なお肩の故障により、大学以降は一度も投げていない)。
現時点の大谷の得票は188万5144票。対してベルトは49万7887票で、3倍以上の差がついている。現在の投票(フェーズ1)は、決選投票(フェーズ2)に進む各ポジション上位2名の候補者を決める段階だが、リーグ最多得票選手は自動的に先発出場が決まる。つまり、大谷の3年連続のオールスター出場は決まったも同然。ベルトは何とか滑り込めるだろうか?
構成●SLUGGER編集部