打ち出の小槌とはまさにこのことか。開幕からすさまじい勢いでヒットを量産しているルイス・アライズ(マーリンズ)が、またも圧巻の打撃ショーを披露した。
6月19日(現地)、本拠地ローンデポ・パークでのブルージェイズ戦に1番・二塁で出場したアライズはまず初回、ツインズ時代の僚友ホゼ・ベリオスからセンター前に弾き返すと、3回にも同じくラインドライブでセンターへ。4回の第3打席は逆らわずにレフト前、7回の第4打席はライト前へ運ぶと、迎えた8回の第5打席は真ん中高めのボールをレフト線へ痛烈な当たりを放った。
5安打ともバットの芯でとらえたクリーンヒット。まさに球界屈指のヒットメーカーの面目躍如だった。
実は、1試合5安打は6月に入って早くも3度目。月間3度の1試合5安打は1984年のデーブ・ウィンフィールド以来、15日スパンで3度目の5安打は1922年のタイ・カッブに次いで史上2人目と、まさに記録づくめの一夜となった。 6月12日から3試合ノーヒットが続き、一時は打率.378まで落ち込んでいたアライズだが、16日のナショナルズ戦で5安打を放って.390まで再上昇。1日挟んでまた今日5安打を荒稼ぎし、7試合ぶりに4割の大台に戻した。
ちなみに、1試合5安打のシーズン最多回数は4度で、これまでカッブ(1922年)、スタン・ミュージアル(1948年)、トニー・グウィン(1993年)、そしてイチロー(2004年)が達成している。シーズンがまだ半分以上残っていることを考えると、アライズがMLB史上初の偉業を達成する可能性は十分。昨年はアーロン・ジャッジ(ヤンキース)のホームラン記録がファンを沸かせたが、今季はアライズの安打にまつわる記録が最後まで注目を集めそうだ。
構成●SLUGGER編集部
6月19日(現地)、本拠地ローンデポ・パークでのブルージェイズ戦に1番・二塁で出場したアライズはまず初回、ツインズ時代の僚友ホゼ・ベリオスからセンター前に弾き返すと、3回にも同じくラインドライブでセンターへ。4回の第3打席は逆らわずにレフト前、7回の第4打席はライト前へ運ぶと、迎えた8回の第5打席は真ん中高めのボールをレフト線へ痛烈な当たりを放った。
5安打ともバットの芯でとらえたクリーンヒット。まさに球界屈指のヒットメーカーの面目躍如だった。
実は、1試合5安打は6月に入って早くも3度目。月間3度の1試合5安打は1984年のデーブ・ウィンフィールド以来、15日スパンで3度目の5安打は1922年のタイ・カッブに次いで史上2人目と、まさに記録づくめの一夜となった。 6月12日から3試合ノーヒットが続き、一時は打率.378まで落ち込んでいたアライズだが、16日のナショナルズ戦で5安打を放って.390まで再上昇。1日挟んでまた今日5安打を荒稼ぎし、7試合ぶりに4割の大台に戻した。
ちなみに、1試合5安打のシーズン最多回数は4度で、これまでカッブ(1922年)、スタン・ミュージアル(1948年)、トニー・グウィン(1993年)、そしてイチロー(2004年)が達成している。シーズンがまだ半分以上残っていることを考えると、アライズがMLB史上初の偉業を達成する可能性は十分。昨年はアーロン・ジャッジ(ヤンキース)のホームラン記録がファンを沸かせたが、今季はアライズの安打にまつわる記録が最後まで注目を集めそうだ。
構成●SLUGGER編集部