現地６月21日、本拠地で行なわれたロサンゼルス・ドジャース戦に「２番・投手兼DH」でスタメン出場した大谷翔平（ロサンゼルス・エンジェルス）は、７回（101球）を投げ、被安打５、12奪三振、１失点とマウンドで躍動した。

　この日は速球を軸に配球を組み立てた背番号17。４回にフレディ・フリーマンにカットボールをスタンドに運ばれたものの、相手打線をねじ伏せる好投。三振を次々と積み重ねた一方で、味方の援護はなく３敗目を喫した。

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　２桁奪三振は今季５度目ながら、６月に入ってから初めて記録した28歳。ここ数試合はやや調子を落としながらも、ようやく本来の力を発揮した。これには米放送局『Fox Sports』のアナリスト、ベン・バーランダー氏は、「ショウヘイ・オオタニが戻ってきた！（注：MLBのホームランリーダー）」と興奮気味に伝えている。
  　また米スポーツ専門局『ESPN』のアルデン・ゴンザレス記者は、「ナショナル・リーグで長打率が２番目に高いドジャースにショウヘイ・オオタニは７回１失点、７出塁、12奪三振で凌いだ！」と報じたうえで、以下のように賛辞を贈った。

「彼はスイーパーを主体とせずに、３番目の球種として使用。９スウィング中５つの空振りを奪った」

　本塁打キングを独走中の大谷。そんな彼が“二刀流”として投手の力も示したことに、現地では驚きの声が上がっている。

構成●THE DIGEST編集部

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