現地６月21日、エンジェルスの大谷翔平は本拠地のドジャース戦で今季15回目の先発。スイーパーに頼りきりだったこれまでとは異なり、４シームやカッターを中心とした力強い投球で７回５安打１失点12奪三振と好投するも、味方打線がドジャースのブルペンゲームの前に沈黙。０対２で敗れて３敗目がついてしまった。

　４回先頭フレディ・フリーマンに対し、痛恨の失投が出てしまった。２球目のカッターがやや外寄りの真ん中に入ってしまい、フリーマンがこれを強振。打球はバックスクリーン左に飛び込む先制ソロに。

　これ以外は完璧だったと言っていい。12三振はエンジェルスの投手がドジャースから奪った史上最多記録。４回と５回はピンチを招くも粘りの投球で追加点を与えず、最少失点のままマウンドを降りた。 　あえて言うなら、打つ方で貢献できなかったのは課題か。初回は四球で出塁したものの、後続が倒れて得点ならず。第３打席は長打への意識が過剰だったからか三塁へのポップフライを打ち上げてしまった。

　降板した後にリリーフ陣がもう１点を追加され、大谷は９回先頭打者として打席に立つも、最後まで快音が聞かれず。カウント２ー２から打球を高々と上げたが、直後に悔しそうに吠えた通り、これはセンターフライに終わる。後続も得点できずに敗れ、エンジェルスはドジャースに連敗してしまった。

構成●SLUGGER編集部

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