ロサンゼルス・エンジェルスの主砲が怪我の状況について明かしている。現地７月３日のサンディエゴ・パドレス戦で左手首を負傷し、後の精密検査で左有鉤骨骨折が判明していたマイク・トラウトだ。

　４日に球団から負傷者リスト（IL）入りが発表され、５日に手術を受けているトラウト。MLB公式サイトによると、復帰まで４～８週間を要する見込みだというが、７日のロサンゼルス・ドジャース戦前にメディア取材を受けた31歳は、「フィールドに戻るための最短ルートが手術だった」と説明している。

　さらに、「いい感じだ。あとは治すだけ。手術してよかったし、だいぶ良くなったと思う」とポジティブな言葉を並べれば、11日に米シアトルで開催されるオールスター・ゲームの出場可否については、辞退の意向を表明。アメリカン・リーグの外野手部門で選出されていたが、今年の球宴で姿が見られることはなさそうだ。

　加えてこの日は、エマニュエル・クラッセ（クリーブランド・ガーディアンズ）の球宴辞退に伴い、カルロス・エステベス（エンジェルス）の代替選出が決定。今季２勝１敗21セーブ、防御率1.85と安定したパフォーマンスを見せている抑え右腕について、同僚として共闘してきたトラウトは、「初めから選出に値する」と語った。
  　さらに「ブルペンから出てくる彼の存在は、ずっと我々の味方だった」ともコメント。「彼のことをうれしく思うし、彼と彼の家族のことを考えるとワクワクする」と話し、DH部門の大谷翔平とともに、初めて球宴の舞台へ上がるチームメイトの選出を喜んだ。

　シーズン中盤のアクシデントで長期離脱を余儀なくされているトラウト。早くフィールド上で元気な姿が見られることを願うばかりだ。

構成●THE DIGEST編集部

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