メジャーの超一流プレーヤーらが競演する晴れ舞台に日本の侍戦士２名が、まもなく立つ。

　MLBオールスターゲームに初選出された千賀滉大（ニューヨーク・メッツ）が現地7月10日、シアトルのT-モバイルパークで大谷翔平（ロサンゼルス・エンジェルス）と再会した。

　メジャー移籍１年目の千賀は今季16試合に登板し、7勝5敗、防御率3.31、113奪三振、WHIP1.28の好成績をマーク。シカゴ・カブスのマーカス・ストローマンの代替選手として選出され、思いがけない形で初のオールスター出場を掴み取った。

　日本人選手でメジャー移籍初年度にオールスターに選出されるのは2014年の田中将大（ニューヨーク・ヤンキース）以来、９年ぶり８人目となった右腕に現地メディアも熱視線を送っている。日夜MLBの情報を発信している専門メディア『MLB.com』は、「日本の2大スターの出会い」と題し、千賀と３年連続で選出された大谷がグラウンドで再会した場面をツイッターに投稿。「オールスターの前日会見で、ショウヘイ・オオタニとコウダイ・センガが再会した」と文面に綴り、リラックスした表情で談笑しているシーンに注目が集まった。

　今オフにフリーエージェント（FA）を迎える大谷の去就を追っているニューヨークの日刊紙『New York Post』も、千賀と大谷の会話が気になったようだ。大谷との交流について聞かれた千賀は「秘密です」と答えた後、「今から彼にこの（メッツの）帽子を被せてきます」と言い、来季メッツに二刀流スターを勧誘するかのように小さく笑ったという。
  　大谷の移籍先候補には、当然メッツも挙がっており、他にもヤンキース、ロサンゼルス・ドジャース、サンディエゴ・パドレスなど資金力豊富な球団が、エンジェルスの背番号17の動向に目を光らせており、大谷がニューヨークに来る可能性も決してゼロではない。同メディアは「センガの言葉は冗談だった。しかし、メッツは真実が存在するのであれば文句は言わないだろうし、オオタニはニューヨークを移籍先候補から外したようには言っていない」と強調している。

　グラウンド外でも、一挙手一投足が注目される大谷。千賀の登板も期待されるMLBオールスターゲームは日本時間12日午前９時にプレーボールとなる。　

構成●THE DIGEST編集部

【動画】大谷翔平と千賀滉大が晴れ舞台で再会！

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