国内最強投手に熱視線が注がれている。
オリックス・バファローズの山本由伸が今季8勝目をマークした7月8日の埼玉西武ライオンズ戦に、多くのメジャー球団のスカウトが視察に訪れ、今もなお話題となっている。このゲームで山本は今シーズン初めて9イニングを投げ抜き被安打5、失点1、今季最多の13奪三振も記録するなど、最高のパフォーマンスを披露した。
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも世界一に貢献し、今オフでのポスティングによるメジャー移籍も有力視される中、今季12度目の登板となった西武戦ではMLBスカウト陣に如何なく、実力を見せつける形となった。
前評判通りの投球を繰り広げたことで、当然のように日本人右腕は海の向こうでも注目の的となっている。
「レッドソックスは、日本が生んだ次のトッププレーヤーに目をつけているかもしれない」
そう報じているのはボストン・レッドソックスの情報を専門に扱う『BOSTON.com』だ。現地時間7月9日に山本の特集記事を配信。その中で、視察に訪れたMLBスカウトの中にレッドソックス担当者もいたと指摘しながら「ボストンは、日本プロ野球のオリックス・バファローズでのヨシノブ・ヤマモトの最新の先発登板にスカウトが立ち会った8球団のうちのひとつである」と綴っている。
その上で、過去の成績を振り返り「2021年と2022年のシーズン、彼は52試合に登板し、33勝10敗、防御率1.54という数字を残した」と記しながら「ヤマモトのスタッツは異常なほどだ」として、実績、スキルを称えた。
また、米国内での評価にも言及、「証明するものは何も残っていない」「スプリッターとカーブはワールドクラスだ」と各メジャースカウトが山本について語っていたことも紹介している他、「あるスカウトからは、ヤマモトはメッツがこのオフに5年総額7500万ドルで契約した日本人投手、コウダイ・センガよりも『ワンランク上だと思う』と語っていた」として、24歳のポテンシャルを強調した。
トピックの最後にはボストン球団と日本人プレーヤーの関係にも触れており、現所属の吉田正尚に加え、松坂大輔や岡島秀樹といった名前を挙げ「もちろん、レッドソックスも日本人選手との契約に慣れていないわけではない」と新たな侍プレーヤー獲得に向けた意気込みの言葉を綴っている。
現段階で山本は、白星、防御率、勝率と投手主要3部門でトップに位置していることもあり、シーズン後半も来季のMLB行きを占う話題がさらに沸騰していくことは確実。日本のエースとして不動の地位を築いた男はこれからも、国内外の野球ファンを大いに盛り上げる存在となるはずだ。
構成●THE DIGEST編集部
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ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも世界一に貢献し、今オフでのポスティングによるメジャー移籍も有力視される中、今季12度目の登板となった西武戦ではMLBスカウト陣に如何なく、実力を見せつける形となった。
前評判通りの投球を繰り広げたことで、当然のように日本人右腕は海の向こうでも注目の的となっている。
「レッドソックスは、日本が生んだ次のトッププレーヤーに目をつけているかもしれない」
そう報じているのはボストン・レッドソックスの情報を専門に扱う『BOSTON.com』だ。現地時間7月9日に山本の特集記事を配信。その中で、視察に訪れたMLBスカウトの中にレッドソックス担当者もいたと指摘しながら「ボストンは、日本プロ野球のオリックス・バファローズでのヨシノブ・ヤマモトの最新の先発登板にスカウトが立ち会った8球団のうちのひとつである」と綴っている。
その上で、過去の成績を振り返り「2021年と2022年のシーズン、彼は52試合に登板し、33勝10敗、防御率1.54という数字を残した」と記しながら「ヤマモトのスタッツは異常なほどだ」として、実績、スキルを称えた。
また、米国内での評価にも言及、「証明するものは何も残っていない」「スプリッターとカーブはワールドクラスだ」と各メジャースカウトが山本について語っていたことも紹介している他、「あるスカウトからは、ヤマモトはメッツがこのオフに5年総額7500万ドルで契約した日本人投手、コウダイ・センガよりも『ワンランク上だと思う』と語っていた」として、24歳のポテンシャルを強調した。
トピックの最後にはボストン球団と日本人プレーヤーの関係にも触れており、現所属の吉田正尚に加え、松坂大輔や岡島秀樹といった名前を挙げ「もちろん、レッドソックスも日本人選手との契約に慣れていないわけではない」と新たな侍プレーヤー獲得に向けた意気込みの言葉を綴っている。
現段階で山本は、白星、防御率、勝率と投手主要3部門でトップに位置していることもあり、シーズン後半も来季のMLB行きを占う話題がさらに沸騰していくことは確実。日本のエースとして不動の地位を築いた男はこれからも、国内外の野球ファンを大いに盛り上げる存在となるはずだ。
構成●THE DIGEST編集部
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