現地時間７月12日、MLBは2024年シーズンの開幕戦（３月20日＆21日）を韓国・ソウルで開催すると発表した。カードはロサンゼルス・ドジャース対サンディエゴ・パドレスで、前者は過去に数多の韓国人選手が籍を置いて活躍し、後者には現在韓国代表としてWBCでも活躍したキム・ハソン内野手が所属する。韓国に所縁のある両チームによる開幕２連戦に、国内では早くも特大の注目が集まっている。

　気が早い韓国メディアのなかには、今季終了後にFAとなる大谷翔平（ロサンゼルス・エンジェルス）の新天地にドジャースが有力候補に挙がっている状況を受けて、初めての訪韓を期待する声も少なくない。地元メディア『マイデイリー』は「大谷翔平は韓国でドジャース・デビュー戦を飾るのか？」と題して、次のように報じている。

「キム・ハソンの凱旋試合となるだけでなく、ドジャースにもパドレスにもビッグネームがずらりと並んでおり、韓国の野球ファンにとってはこの上ない顔合わせだ。しかも、大谷の移籍先はドジャースが最有力だと見立てる米メディアは多く、総額６億ドル（約828億円）とも言われる資金を調達できるのはドジャースのみとの評価もある。昨オフにドジャースが超大型契約を自重したのも、１年後の大谷獲得を見越してのものだという。ドジャースにとって大谷は、高校時代からラブコールを送ってきた意中の選手なのだ」
  　さらに同メディアは「大谷がドジャースでデビューを飾り、かつ投手・大谷と打者・ハソンの豪華対決が実現すれば、興行的にも大成功を収めるのは間違いない」と一大フィーバーを予測。となれば、日本のファンにとってもダルビッシュ有と大谷の直接対決にも期待が膨らむが…。はたして今後、どのような展開をみせるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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