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「93年ぶりの快挙だ!」エンジェルスが貫徹させた“大逆転サヨナラ劇”はやはり歴史的なミラクルだった!

THE DIGEST編集部

2023.07.16

大谷が絶対的守護神から放った33号HR。これが呼び水となり、世紀のサヨナラ劇の幕が上がった。(C)AP/AFLO

 ありえない猛追劇を貫徹させたロサンゼルス・エンジェルス。鮮やかな勝ちっぷりは、やはりとんでもない快挙だったようだ。

 現地7月15日、エンジェルスは本拠地でヒューストン・アストロズと対戦。7回表を終えて3対9と6点差をつけられるも、その裏になんと6点を奪ってゲームを振り出しに戻す。さらに8回、9回と失点を重ねて9対12とふたたび窮地に立たされたが、ここから不屈の闘志をみせるのだ。

 9回裏、アストロズの絶対的クローザーであるプレスリーが登板。もはや崖っぷちの大ピンチにあって、トップバッターの大谷翔平がまずは33号ソロで反撃の狼煙を上げる。この一発でプレスリーのリズムを狂わせると、エンジェルスは驚異の猛ラッシュを浴びせて瞬く間に12対12のタイにこぎ着けた。10回表をゼロ封し、裏の攻撃でミラクルな逆転サヨナラを決め込んだのだ。

 ドラマチックな幕切れを受けて、スポーツデータ会社『Opta Stats』がツイッターを更新。エンジェルスが記録したユニークなトピックを紹介した。
 
「エンジェルスは7回以降に6点差以上の状況に直面しながら追いつき、その後にふたたび3点差以上を付けられ、そこから勝利に持ち込んだ。これは1930年9月16日、フィリーズがパイレーツを相手にやってのけて以来、MLBのチームが初めてなし遂げた快挙である」

 実に93年ぶりとは…。エンジェルスは46勝47敗で借金を「1」に戻した。ア・リーグ西地区で再度3位に浮上し、首位レンジャースと8.0ゲーム差、2位アストロズとは5.0ゲーム差。ワールドカードの順位は6位で、進出圏内まで5.0ゲーム差につけている。

構成●THE DIGEST編集部

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