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MLB

「全部悪送球から生まれた」エンジェルスによる今季3度のサヨナラ勝ちがすべて“他力”という珍事! 米記者が指摘

THE DIGEST編集部

2023.07.16

劇的なサヨナラ勝ちに沸くエンジェルス。勝ち方がどうであれ、ようやく連敗を6で止めた。(C)REUTERS/AFLO

劇的なサヨナラ勝ちに沸くエンジェルス。勝ち方がどうであれ、ようやく連敗を6で止めた。(C)REUTERS/AFLO

 日曜日のお昼過ぎ、ロサンゼルス・エンジェルスと大谷翔平の戦いぶりを注視していた野球ファンは、とんでもない大逆転劇を目撃することとなった。

 現地7月15日、エンジェルスは本拠地でヒューストン・アスロトズと対戦して13対12の延長サヨナラ勝ち。一時は6点のリードを奪われて追いつき、9回までに再度3点を勝ち越されたが、9回裏に大谷の33号ソロなどで3点をもぎ取ってスコアをタイに戻す。そして10回裏、ダブルプレーでチェンジかと思いきや、アストロズにまさかの送球ミスが出て、二塁ランナーが逆転のホームインを果たしたのである。

 エンジェルスにとっては今季3度目のサヨナラ勝ちだ。これを受けて地元紙『LA Times』のエンジェルス番、サラ・バレンズエラ記者がツイッターを更新。「エンジェルスは今季3回のウォークオフでの勝利(サヨナラ勝ち)を収めているけど、それはすべて対戦相手の悪送球から生まれたものです」と“珍記録”を紹介した。
 
 1度目は現地5月5日のテキサス・レンジャース戦で、2度目は同6月26日のシカゴ・ホワイトソックス戦。どちらも三塁ランナーが相手投手のワイルドピッチによって生還したサヨナラ勝ちで、今回は相手遊撃手の送球エラーだ。つまりヒットや犠打など“自力”ではなくすべて“他力”で勝利を掴んでいる。

 今回は大谷が申告敬遠で歩かされ、その直後にゲッツーを取られる寸前と、アストロズの術中にほぼハマっていたが…。さすがに3試合連続の“ヒットなしでサヨナラ”は、かなりのレアケースである。

構成●THE DIGEST編集部

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