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「なんてプレーヤーだ!」大谷翔平が1日で成し遂げた“快挙”は52年ぶり5人目!!完封勝利&HR2連発に米感嘆「不可能なことをやっている」

THE DIGEST編集部

2023.07.28

ダブルヘッダーに臨んだ大谷は二刀流で異次元の活躍を見せた。(C) Getty Images

ダブルヘッダーに臨んだ大谷は二刀流で異次元の活躍を見せた。(C) Getty Images

 米球界に異彩を放つ二刀流戦士が、歴史的なパフォーマンスを披露した。

 現地7月27日、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)がデトロイト・タイガースとのダブルヘッダーに出場。第1試合は「2番・投手兼指名打者」として、メジャー初完封を飾り今季9勝目。約1時間後に開始された第2試合は、再び指名打者として「2番」でスタメンに名を連ねると、2打席連続ホームランを放つなど、チームは大勝した。

 4回まで完全ピッチングを見せた大谷。5回に初安打を許すも、続く打者を併殺打に打ち取り、得点は与えなかった。さらにゼロを積み重ねた背番号17はメジャー6年目で、初めて9回のマウンドへ。通算83試合目の登板は111球を投げ切り、タイガース打線をわずか1安打、8奪三振に抑えるほぼ完璧なピッチングで勝利を掴んだ。

 だが、「ショータイム」は、これだけで終わらなかった。第1試合で5打数ノーヒットの鬱憤を晴らすかのように、大谷は2回の第2打席で3試合ぶりとなる37号2ランを左翼スタンドに放り込むと、4点リードの第3打席では速球をバックスクリーンに弾き返す38号ソロホームラン。衝撃のアーチショーに敵地は騒然とした。
 
 1日でメジャー初完封と2打席連発で本塁打キングを独走するパワフルさ。まさに異次元と言える活躍に、現地メディアは喝采の嵐だ。特に米スポーツ専門局『ESPN』は「ショウヘイ・オオタニがエンジェルスの信頼に応えた」という見出しとともに、MLB史に残る快挙に「なんてプレーヤーなんだ、この男は!」と至極の言葉を送る。

 同局の調査によると、1900年以降で1日での完封勝利と2本塁打は1971年のソニー・シーバート(ボストン・レッドソックス)以来、史上5人目。52年ぶりの記録だという。

 さらに、唯一無二の二刀流戦士の大活躍は、敵将もお手上げだった。タイガースのA.J.ヒンチ監督は「彼は不可能なことをやっている」と語り、「我々は世代を超えた才能ある選手と対戦している」と畏怖の念を抱いたほどだ。

 この2試合で大谷は9勝5敗、防御率は3.43まで向上。打撃は打率.298、38本塁打、80打点、OPS1.070と高い水準をキープし続けている。プレーオフ進出へ向け、勝負の後半戦を迎えているエンジェルスにあって、背番号17の存在感はますます大きくなっている。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】大谷翔平、メジャー初完封の約1時間後にHRの離れ業!

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