現地７月27日に敵地で行なわれたデトロイト・タイガースとのダブルヘッダー第１試合に大谷翔平（ロサンゼルス・エンジェルス）は、「２番・投手」で出場すると、111球を投げ、被安打１、８奪三振、与四球3で自身初となる完封勝利で９勝目を挙げた。

　第２試合では「２番・DH」でスタメン出場すると今度はバットで魅せる。２回２死一塁とした第２打席で大谷は94.2マイル（約151.6キロ）の４シームを逆方向に打ち流し、37号２ランを記録すると、４回２死無塁の場面では、今度は右中間スタンドへ叩き込んだのだ。

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　痙攣のため第４打席では代打が送られたものの、背番号17は、この日も桁外れの活躍を見せた。そんな彼にタイガースの指揮官AJ・ヒンチ氏は、「彼は両ゲームで物語を見せてくれた。２試合ともフィールドで最高の選手だった。投打でベストな状態を見せてもらったよ」と賛辞を贈ったと公式メディアが伝える。
  　より感銘を受けた試合を問われれば、「それを選ぶ必要はない。オオタニは二刀流で最高であることを示したんだ」と口にしたうえで、以下のように最敬礼した。

「彼のユニークさは世界中のあらゆる畏敬の念を集めるに値するね」

　投打でメジャーの並みいる選手を凌駕する29歳。そんなサムライは関係者からも高い注目を集めているようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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