快勝ムードが一瞬にして吹き飛んだ。

　現地８月３日、ロサンゼルス・エンジェルスは本拠地でシアトル・マリナーズと対戦。大谷翔平は「２番・DH兼投手」で先発登板して４回をシャットアウトしたが、ここで右手と指のけいれんのために途中降板を余儀なくされる。残念ながら10勝目はお預けとなった。

　一方、バッターとしては久々に一発が出た。２対１でリードして迎えた８回裏の第４打席だ。相手３番手の右腕キャンベルが投じた内角ストレートを見事にインパクトし、弾丸ライナーでライトスタンドに叩き込んだ。６試合ぶりの40号ソロを決め込み、２打数２安打１打点２四球１盗塁と気を吐いた。

　しかし――。エンジェルスは逃げ切れなかった。９回表に守護神エステベスがマウンドに上がるも、瞬く間に１死満塁のピンチに直面すると、マーロに痛恨のグランドスラムを浴びるのだ。ライバルを相手に本拠地で３対５の逆転負け。大谷の貴重な一撃を活かせず、３連敗を喫してしまった。
  　日本のＸ（旧ツイッター）上では「エステベス」「なおエ」「満塁逆転ホームラン」などが矢継ぎ早にトレンドワード入りするなど、衝撃の敗北に対する関心度の高さを窺わせた。

「久々に完璧ななおエを見たわ」
「なおエの極み」
「まったく何やってんだ！」
「芸術点高すぎるなおエ」
「忘れた頃に完璧なの来た」
「最悪の負け方だな」
「エステベスがひとりでぶち壊した」
「大谷さんが打って勝ちパターンちゃうの？」
「今季３本の指に入る負けっぷり」
「やっぱりエンゼルスはエンゼルス」

　などなど、厳しい声が相次いで寄せられている。

構成●THE DIGEST編集部

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