ロサンゼルス・エンジェルスのマイク・トラウトが自身のSNSで、WBC(ワールドクラシック・ベースボール)決勝の日本対アメリカ戦で実現した投手・大谷翔平との伝説の対決を収めた、同じ3枚のカードを紹介した。
【画像】トラウトがSNSで公開したトレカをチェック!
それぞれのカードには、トラウトと大谷のサインのほかに「日本!」「USA!」「Captain America!」の文字が書き込まれている。トレーディングカード専門店『ミント』の荒川豊さんによると、このカードは2023年3月23日にカード会社『Topps』社が24時間限定で受注販売し、「日本だけでなく、世界が注目した世紀の対決を切り取ったカードとして人気を博して、4万2273枚が生産されたもの」だという。
トラウトはトレカの熱心な収集家としても知られている。「トラウト選手は趣味でトレーディングカードを収集しており、そのコレクションのひとつとして、また自身の大切な思い出、大谷選手との友情を形にするために、本人にサインを依頼したようです」との背景を説明。今回の3枚のカードについても、「トラウト選手が自らシリアルナンバーを書き込み、『PSA』社(トレカの認証および格付けをする鑑定会社)にカプセル化を依頼した後に、大谷選手、水原一平さんと分け合ったようです」と事情を解説する。
このように、発売されたトレカに選手本人からサインをもらう行為は、コレクションとしてとてもポピュラーだという。また、販売済みのカードとトレカ会社が買い戻し、選手本人のサインを入れて再販売するバイバック商品も存在している。
また、最初から選手の直筆サインが入っているカードには付加価値がつきやすい一方、普通のカードに後から選手にサインをしてもらうもの(プライベートサイン)については、市場価値が低くなる傾向があるという。もし、それを販売するならトラウトのように鑑定会社によるサインの真贋鑑定を挟む必要がある。それでも今回のようにトラウト自身が同僚の大谷に依頼してサインを書いてもらう行為は、非常に稀なケースだという。
気になるのが、3枚のカードの価値だ。荒川さんにその点を聞いてみると、「トラウト選手が大切な思い出と友情の証として大谷選手にサインを依頼したものなので、億万長者の彼らからオークションに出品される可能性は極めて低いでしょう」としながらも、「たとえば、チャリティーなどでオークションに出品された場合、ストーリー性や希少性、需要を考慮すれば、1枚あたり3億円以上の価格になると予想しています」と語った。
その理由について、「こういった"何か凄い""とにかく話題性がある"、でも、どれくらい値段が付くのかか想像できない種類の物品は、近頃2~3億円で取り引きされるケースが多いですね」と説明した。
構成●THE DIGEST編集部
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それぞれのカードには、トラウトと大谷のサインのほかに「日本!」「USA!」「Captain America!」の文字が書き込まれている。トレーディングカード専門店『ミント』の荒川豊さんによると、このカードは2023年3月23日にカード会社『Topps』社が24時間限定で受注販売し、「日本だけでなく、世界が注目した世紀の対決を切り取ったカードとして人気を博して、4万2273枚が生産されたもの」だという。
トラウトはトレカの熱心な収集家としても知られている。「トラウト選手は趣味でトレーディングカードを収集しており、そのコレクションのひとつとして、また自身の大切な思い出、大谷選手との友情を形にするために、本人にサインを依頼したようです」との背景を説明。今回の3枚のカードについても、「トラウト選手が自らシリアルナンバーを書き込み、『PSA』社(トレカの認証および格付けをする鑑定会社)にカプセル化を依頼した後に、大谷選手、水原一平さんと分け合ったようです」と事情を解説する。
このように、発売されたトレカに選手本人からサインをもらう行為は、コレクションとしてとてもポピュラーだという。また、販売済みのカードとトレカ会社が買い戻し、選手本人のサインを入れて再販売するバイバック商品も存在している。
また、最初から選手の直筆サインが入っているカードには付加価値がつきやすい一方、普通のカードに後から選手にサインをしてもらうもの(プライベートサイン)については、市場価値が低くなる傾向があるという。もし、それを販売するならトラウトのように鑑定会社によるサインの真贋鑑定を挟む必要がある。それでも今回のようにトラウト自身が同僚の大谷に依頼してサインを書いてもらう行為は、非常に稀なケースだという。
気になるのが、3枚のカードの価値だ。荒川さんにその点を聞いてみると、「トラウト選手が大切な思い出と友情の証として大谷選手にサインを依頼したものなので、億万長者の彼らからオークションに出品される可能性は極めて低いでしょう」としながらも、「たとえば、チャリティーなどでオークションに出品された場合、ストーリー性や希少性、需要を考慮すれば、1枚あたり3億円以上の価格になると予想しています」と語った。
その理由について、「こういった"何か凄い""とにかく話題性がある"、でも、どれくらい値段が付くのかか想像できない種類の物品は、近頃2~3億円で取り引きされるケースが多いですね」と説明した。
構成●THE DIGEST編集部
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