8月半ばを過ぎた現在、ロサンゼルス・エンジェルスは苦戦が続いている。今月は泥沼の7連敗もあり、ここまで4カードで負け越し。プレーオフ進出圏内へ厳しい状況は変わらない。
直近2カードは敵地に乗り込み、アメリカン・リーグ西地区のライバルであるヒューストン・アストロズ、同地区首位を快走するテキサス・レンジャーズを相手に少しでも差を詰めたかったが、いずれも3戦目で辛くも勝利を挙げてスイープ(3連敗)を逃れる苦しい戦いで、現状の力の差をまざまざと見せつけられた。
【PHOTO】投打でメジャーを席巻する大谷翔平の厳選ショット!
それでも、現地時間8月16日のレンジャーズ戦での勝利は今後のエンジェルスにとって希望が見える結果だったという声も少なくない。エンジェルスの地元メディア『Halos Today』が、その試合を興味深くリポートしている。
0-12、3-7といいところなく2連敗で迎えたこの試合、エンジェルス先発のリード・デトマーズが7回1/3までレンジャーズ打線を無安打に抑える快投を繰り広げた。打線は初回に「2番・指名打者」でスタメン出場した大谷翔平の42号ホームランが飛び出し、幸先良く先制。9回にもマット・タイスのソロ弾で加点し、エンジェルスが2対0で完封勝ち。レンジャーズ相手に一矢を報いた。
デトマーズは、直近2試合の登板で計14失点を喫しており、勝ち星から1か月以上も遠ざかっていた。昨シーズンもノーヒットノーランを達成している24歳だが、今季は3勝9敗と苦しいマウンドが続いている。『Halos Today』では、レンジャーズとのゲームでデトマーズの球数が100球を超えていたものの、「マウンドから降ろすつもりはなかった」として、指揮官のフィル・ネビン監督による以下の言葉を紹介している。
「(ノーヒットノーランの)チャンスを奪うつもりはなかった。自分のキャリアで2回達成した人がどれだけいるのか。24歳までであれば、想像もつかない」
加えて、「同じ先発投手のパトリック・サンドバルとルーカス・ジオリトがシリーズで苦戦したが、デトマーズは水曜日のパフォーマンスでスイープから救うことができた」と結果を称えており、「自分を最も必要としていたチームのために、マウンド上で全力を尽くした」と先発左腕のパフォーマンスを評した。
さらに、大谷とタイスの本塁打で得点を奪い、カルロス・エステベスが今季26セーブ目を記録したことにも触れながら「あらゆる面でチーム全体が跳ね返るようなパフォーマンスを見せたエンジェルスは、この勢いを次のレイズとのシリーズに引き継ぐことになる」として、週末のゲームへの見込みを綴っている。
依然ワイルドカード争いで崖っぷちが続いているものの、なんとか踏ん張りを見せているエンジェルス。若き左腕がこれからの戦いでさらに存在感を発揮できれば、再び上位チームと渡り合えるはずだ。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】「ヘルメットはどうしたの?」大谷翔平の42号‟ノーヘル”弾をチェック
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直近2カードは敵地に乗り込み、アメリカン・リーグ西地区のライバルであるヒューストン・アストロズ、同地区首位を快走するテキサス・レンジャーズを相手に少しでも差を詰めたかったが、いずれも3戦目で辛くも勝利を挙げてスイープ(3連敗)を逃れる苦しい戦いで、現状の力の差をまざまざと見せつけられた。
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それでも、現地時間8月16日のレンジャーズ戦での勝利は今後のエンジェルスにとって希望が見える結果だったという声も少なくない。エンジェルスの地元メディア『Halos Today』が、その試合を興味深くリポートしている。
0-12、3-7といいところなく2連敗で迎えたこの試合、エンジェルス先発のリード・デトマーズが7回1/3までレンジャーズ打線を無安打に抑える快投を繰り広げた。打線は初回に「2番・指名打者」でスタメン出場した大谷翔平の42号ホームランが飛び出し、幸先良く先制。9回にもマット・タイスのソロ弾で加点し、エンジェルスが2対0で完封勝ち。レンジャーズ相手に一矢を報いた。
デトマーズは、直近2試合の登板で計14失点を喫しており、勝ち星から1か月以上も遠ざかっていた。昨シーズンもノーヒットノーランを達成している24歳だが、今季は3勝9敗と苦しいマウンドが続いている。『Halos Today』では、レンジャーズとのゲームでデトマーズの球数が100球を超えていたものの、「マウンドから降ろすつもりはなかった」として、指揮官のフィル・ネビン監督による以下の言葉を紹介している。
「(ノーヒットノーランの)チャンスを奪うつもりはなかった。自分のキャリアで2回達成した人がどれだけいるのか。24歳までであれば、想像もつかない」
加えて、「同じ先発投手のパトリック・サンドバルとルーカス・ジオリトがシリーズで苦戦したが、デトマーズは水曜日のパフォーマンスでスイープから救うことができた」と結果を称えており、「自分を最も必要としていたチームのために、マウンド上で全力を尽くした」と先発左腕のパフォーマンスを評した。
さらに、大谷とタイスの本塁打で得点を奪い、カルロス・エステベスが今季26セーブ目を記録したことにも触れながら「あらゆる面でチーム全体が跳ね返るようなパフォーマンスを見せたエンジェルスは、この勢いを次のレイズとのシリーズに引き継ぐことになる」として、週末のゲームへの見込みを綴っている。
依然ワイルドカード争いで崖っぷちが続いているものの、なんとか踏ん張りを見せているエンジェルス。若き左腕がこれからの戦いでさらに存在感を発揮できれば、再び上位チームと渡り合えるはずだ。
構成●THE DIGEST編集部
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