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MLB

「戻ってこられて興奮している」復帰のトラウトが4打数1安打。プレーオフ進出から遠のくチームの現状に言及「望んでいた場所でないのは明らか」

THE DIGEST編集部

2023.08.23

怪我で戦列を離れていたトラウトが、約1か月半ぶりに復帰を果たした。(C)Getty Images

怪我で戦列を離れていたトラウトが、約1か月半ぶりに復帰を果たした。(C)Getty Images

 ここにきてチームの大黒柱が戦線復帰だ。

 現地8月22日、左手の有鈎骨骨折で7月上旬から離脱していたロサンゼルス・エンジェルスのマイク・トラウトは、本拠地で行なわれたシンシナティ・レッズ戦で約1か月半ぶりのカムバック。「2番・中堅」として先発出場すると、1点を追う8回の第4打席で相手左腕サム・モールから三塁強襲のヒットを放ち、4打数1安打をマークした。

 MLB公式サイトによると、試合前のインタビューに応じたトラウトは、「長らく待ち望んでいたけれど、ここに戻ってこられて興奮している」と正直な心境を吐露。「痛みが出ることはある」と怪我が完全に回復したわけではないようだが、医者と話し合った上での復帰だといい、「みんなと試合に出られて幸せだ」とチームに帰ってきた喜びを口にしている。

 さらに、プレーオフ進出から遠のくチームの現状に関しては、「まだ37試合残っている」と前向きにコメント。「現在、望んでいた場所にいないのは明らかだ」と不満を漏らしながらも、「ただ諦めてはいない。時間は残されていないのだから、なるべく毎日出場していきたい」と続け、残りのシーズンに向けては、次のように意気込みを語っていた。
 
「時間が経てば、完全な強さを取り戻せるだろう。ただ力強いフィニッシュを目指している。怪我をする前は、自分らしさを取り戻しつつあった。最後まで戦い続け、しっかりとやり切ろうと思う」

 なお、エンジェルスはこの日、一時2点をリードしながらもレッズに3対4と敗れ、前日に続く2連敗。これで今季ワーストの借金「4」となり、ワイルドカード圏内から10ゲーム差と大きく離されている。レギュラーシーズンも終盤に差し掛かり、プレーオフ進出へ赤信号が点滅しているが、頼れる主砲が帰ってきたチームの巻き返しに注目したい。

構成●THE DIGEST編集部

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