昨季、大谷翔平とMVPを争った男が大爆発を見せた。

　ニューヨーク・ヤンキースは前日に41年ぶりとなる９連敗で、現地では名門の大不振が盛んに報じられていた。現地23日に行なわれた本拠地でのワシントン・ナショナルズ戦を落とせば、実に1913年以来となる110年ぶりの10連敗。この危機を救ったのが、主砲のアーロン・ジャッジだった。

　ジャッジは、初回の第１打席でいきなり先制の25号ソロを放つと、続く２回の第２打席では２死満塁で26号のグランドスラム。一気に試合のペースを引き寄せると、迎えた７回の第４打席にもライト方向へ27号ソロを放ち、自身キャリア初となる１試合３発の離れ業を演じてみせた。ジャッジの４打数３安打３本塁打、６打点の活躍により、ヤンキースは９-１で勝利。連敗を９でストップした。

【画像】オオタニ、トラウトだけじゃない！ 各国のスタープレーヤーを一挙紹介!! 　ジャッジの大活躍にファンも驚愕。MLB公式サイト『MLB.com』の公式ツイッターでは、「やっぱりこの男はバケモノだ！」「俺たちのキャプテン！」「レジェンド」「野球界のベストヒッターだ」「今年もMVPだ」「プレーオフに行くぞ」などとヤンキースファンの威勢のいいコメントが寄せられるとともに、日本人ファンからも「ジャッジ、１試合３発は初めてだったのか」「１試合３発はえぐいー」「大谷とジャッジのMVP争いはあと数年続きそう」などと、改めてその凄さを実感したコメントが上がっている。

　連敗中はやや打撃が低迷していたジャッジ。これを機にさらなる爆発が見られるか。

構成●THE DIGEST編集部
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