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ア・リーグMVPは「どう考えてもオオタニだ」!靭帯損傷で“打者専念”の大谷翔平にライバルも唸る「衰える気配はない」

THE DIGEST編集部

2023.09.02

ライバル紙も大谷の凄まじい活躍を認めているようだ。(C)Getty Images

 今季も圧巻のパフォーマンスで米球界に衝撃を与えているロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平。先日、右肘の靭帯損傷を負い投手として今季終了となったものの、打者専念でハイレベルな活躍を続けており、依然としてアメリカン・リーグMVPの受賞を本命視する声は大きい。

 そんななかで現在、大谷を追うライバル候補の一人として挙げられているのが、シアトル・マリナーズのフリオ・ロドリゲスだ。現地9月1日、地元紙『The Seattle Times』は、「ロドリゲスがア・リーグMVPレースでオオタニを追い詰められるか?」と題した特集を掲載。8月終了時点のスタッツをもとに両者を分析している。その内容が以下の通りだ。

■ア・リーグfWAR(FanGraphs社が算出した総合的な貢献度の指標) 
1位 大谷翔平:8.9
2位 コーリー・シーガー:5.4
3位 フリオ・ロドリゲス:5.3
4位 ルイス・ロバートJr.:5.2
5位 ボビー・ウィットJr.:4.9

■現地7月1日以降のア・リーグfWAR
1位 フリオ・ロドリゲス:3.5
2位 ボビー・ウィットJr.:3.2
3位大谷翔平:2.7
コーリー・シーガー:2.7
5位 カイル・タッカー:2.5

●打者・大谷の今季成績:打率.307、44本塁打、95打点、19盗塁
●投手・大谷の今季成績:10勝5敗、防御率3.14、167奪三振、55四球
●ロドリゲスの今季成績:打率.286、24本塁打、87打点、35盗塁
 
 これらの数字を踏まえ、記事を執筆した同紙のアダム・ジュード記者は、「どう考えても、オオタニが現在ア・リーグMVPだ」 と書き始めると、「正直に言えば、シーズン最後の1か月で彼を追い詰めるような選手は想像し難い」とコメント。「彼が二刀流プレーヤーとして成し遂げたことは、それほど素晴らしく歴史的だ」と続け、その特異な才能を称えている。

 一方、現地8月16日から19日までにメジャー新記録の「4試合17安打」をマークするなど、このところ調子を上げているロドリゲスに関しては、「もしオオタニを捕られるとすれば、それはフリオだろう」と記述。ただ、靭帯損傷のニュースが表面化して以降も、大谷は「勢いが衰える気配なし」だといい、「フリオがオオタニを追い詰める可能性は低い」とまとめていた。

 ライバル候補の地元メディアも認めざるを得ない大谷の圧倒ぶり。はたして残りのシーズンでは、どのようなパフォーマンスが見られるだろうか。彼の活躍に引き続き注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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