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MLB

「もはやコメディ」エンジェルス、ウェーバーで5選手放出も、ぜいたく税の基準をクリアできず「何もかもうまくいかない」とファン憤慨

THE DIGEST編集部

2023.09.02

大谷がクオリファイング・オファーを拒否して退団した場合に得られる補償指名権が、2巡目から4巡目以降になるという。(C)Getty Images

大谷がクオリファイング・オファーを拒否して退団した場合に得られる補償指名権が、2巡目から4巡目以降になるという。(C)Getty Images

 コストカットしてぜいたく税(チームの年俸総額が基準を超えた場合に相応の負担金が課せられる)の基準をクリアしようと、ロサンゼルス・エンジェルスはウェーバーで5選手を放出した。しかし、それでもぜいたく税の基準をクリアできていないことが明らかになった。

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 地元メディア『Orange County Register』のジェフ・フレッチャー記者は9月2日、自身のX(旧ツイッター)に「エンジェルスは、ぜいたく税の基準をクリアできていないことが判明した。その額は、ランダル・グリチックに支払っている170万ドルより少ない」と記した。

 ぜいたく税の基準を超えていたエンジェルスは8月31日、ルーカス・ジオリト、レイナルド・ロペス、マット・ムーアの3投手をいずれもクリーブランド・ガーディアンズに、ハンター・レンフロー外野手をシンシナティ・レッズに、ドミニク・リオーネ投手をシアトル・マリナーズに放出。ところが、同じくウェーバーリストに載せていたグリチックに買い手がつかなかったため、基準をクリアできなかったというのだ。
 
 ただ、ペナルティーとして支払うのは少額で、フレッチャー記者によるとエンジェルスのペリー・ミナシアンGMは「2024年のチーム作りに影響を与えるものではない」と答えたという。

 それでも、もしシーズンオフに大谷翔平が、エンジェルスからのクオリファイング・オファー(大リーグ年俸上位125選手の平均額による1年契約のオファー。 FA選手がそれを拒否して移籍した場合は、移籍先球団から旧所属球団に翌年のドラフトの指名権が補償される)を拒否して退団した場合に得られる補償指名権が、2巡目から4巡目以降になるなど、不利益を被ることになる。

 こうしたエンジェルスの不手際に対して、米ファンからは「情けない」「最悪だ」「もはやコメディ」「何もかもうまくいかない」「笑えるな」「何をやっても失敗。いつものエンジェルスの姿だ」「エンジェルスは何も理解できていない」「このチームを太陽に放り込め」「MLBの笑いもの」「フロントはいつ総退陣するんだ?」「モレノ(オーナー)、早くチームを手放してくれ」などと憤慨していた。

構成●THE DIGEST編集部

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