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大谷翔平orシーガー、MVPはどっち? ライバルの指揮官が本音を吐露「正直に言うと、おそらく無理だろう」

THE DIGEST編集部

2023.09.16

欠場が続く大谷(左)。ライバルのシーガー(右)とのMVP争いが注目されている。(C)Getty Images

 右脇腹の負傷で実戦から遠ざかっているロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平。それでもなお、投打で圧巻のパフォーマンスを見せてきた日本の偉才に対しては、2年ぶり2度目のアメリカン・リーグMVP受賞を確実視する見方が根強い。

 そんななかで現地9月15日、テキサス・レンジャーズの地元紙『The Dallas Morning News』は、ア・リーグのMVP争いに関するひとつの記事を掲載。ライバルのひとりとしてコーリー・シーガー(レンジャーズ)の存在を挙げると、「100年に一度の化け物、ショウヘイ・オオタニがシーガーにとって最大の壁だ」と記し、両選手の状況を分析している。

 記事によると、レンジャーズのブルース・ボウチー監督は、「彼(シーガー)は信じられないような数字を残している。これまで私の近くにいたなかで最高の打者のひとりだ」と絶賛。一方で今季のMVP受賞に関しては「正直に言うと、おそらく無理だろう」と話し、残りシーズンでの巻き返しは厳しいと見ているようだ。
 
 こうした指揮官の発言を踏まえ、地元紙は「MVPになれるか? この話をしているという事実だけで、ある種の勝利と言えるかもしれない」と論じた。「オオタニがやっていることは前例がない。ベーブ・ルースが投手から単なる外野手に転向して以来、少なくともこの100年間は」と、米球界における二刀流スターの特異な存在を強調している。

 さらに大谷の欠場が続いている点にも触れ、今季ここまで見られた二刀流の衝撃をシーガーの活躍が上回るには、「それ(大谷の欠場)だけでは十分ではないかもしれない」と指摘。記事の終盤では、「シーガーを推す声もある。それは正当だ。しかし、前例のない歴史的な偉業に打ち勝つのは難しいだろう」と結論づけた。

 ライバルの地元紙からもその圧倒ぶりを称えられた大谷。怪我の状態を含め、今後の動向に引き続き注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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