今シーズン終了となった二刀流スターへ労いの声が寄せられている。

　ロサンゼルス・エンジェルスは現地時間９月16日、右脇腹を痛めて欠場が続いていた大谷翔平が10日間の負傷者リスト（IL）に入り、今季の残り全試合を欠場すると発表した。

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　14年ぶりの世界一を掴んだWBCを経て、今季はエンジェルスを９年ぶりのプレーオフに導くべくフル稼働してきた。二刀流として今季も２年連続の10勝＆30本塁打、３年連続の150奪三振に40本塁打＆20盗塁など、様々な歴史的記録をマーク。唯一無二のパフォーマンスで球界を沸かせてきたが、後半戦に入り満身創痍のなかでプレーを続け、ついにはシーズン半ばにして無念の戦線離脱という形で今季を終えることになった。

　そんな大谷には多くの称賛と労いの声が寄せられているが、今季エンジェルスの試合で実況を担当してきたウェイン・ランダッツォ氏も背番号17に対して、畏敬の念を示している。同氏は自身のX（旧ツイッター）で「ゴール前で終わってしまうのは残念だが、2023年の彼の多くの功績を称えることは言うまでもなく、見ることができたのは信じられないほどの光栄だった」と綴り、胸の内を吐露。また、「今夜@BallySportWestで大谷翔平の歴史的なシーズンを詳しく解説します」と予告した。

　さらにランダッツォ氏とともに、エンジェルスの解説を務める球団OBのマーク・グビサ氏は、IL入りが決まった当日の試合で大谷がベンチ入りしたことに感銘を受けた様子で、「ダッグアウトに誰がいるか見てください!!チームメイトと一緒に！大好きです!!」と綴り、ベンチで笑顔を見せる大谷の画像を公開。「オオタニサン、すごい！」とも記していいる。

　残念ながら今季の活躍は見られなくなってしまったが、画面を通じて報じてきた当事者たちの胸にも、大谷の歴史的シーズンは深く刻まれることになったようだ。

構成●THE DIGEST編集部
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