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MLB

「NPBで最も支配的な投手」パイレーツが来季“切り札”にDeNA今永昇太を指名!? 地元メディアは緻密な制球力を「マダックスだ!」と高評価

THE DIGEST編集部

2023.09.27

WBCで侍ジャパンの世界一に貢献した今永。球界屈指の左腕にパイレーツが興味を示している。(C)Getty Images

WBCで侍ジャパンの世界一に貢献した今永。球界屈指の左腕にパイレーツが興味を示している。(C)Getty Images

 侍ジャパンの世界一に貢献した左腕に食指が動いている。

 日夜ピッツバーグ・パイレーツのあらゆる情報を発信している専門メディア『Rum Bunter』は、来シーズンに向けた移籍トピックスを配信。そのなかで、「パイレーツは今冬、先発投手を獲得するために国際フリーエージェント(FA)市場に目を向けよ」と積極的な補強に動くべきだと提言。補強候補に、横浜DeNAベイスターズの今永昇太を挙げている。

 パイレーツは今シーズン、74勝83敗でナ・リーグ中地区4位に低迷。3年連続シーズン100敗の不名誉記録は回避したが、2015年を最後にプレーオフ進出を逃すシーズンが続いている。しかも現地9月26日、敵地に乗り込んだフィラデルフィア・フィリーズ戦では延長10回にサヨナラ負けを喫し、相手のポストシーズン進出の歓喜を目の当たりにする屈辱を味わった。

 低迷を続けるチームの立て直し策として『Rum Bunter』は、「投手の補強が必要だ。それも質の高い先発投手のオプションを少なくともひとりは獲得すべき」と強く主張。来季巻き返しの切り札として、今春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝の米国戦で先発登板し、日本の3大会ぶりの優勝に貢献した今永に白羽の矢が立っている。
 
 同メディアは今永が今オフにポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指している情報をキャッチしており、「この左腕投手はポスティングする予定であり、メジャーリーグでプレーする機会を得ることになる」と記す。

 さらに、「ショウタ・イマナガの今季成績は7勝4敗、防御率2.79、WHIP1.04、K:BB比7.39。このままいけば、彼は2年連続で防御率3点以下のペースだ。日本で過去7年間のキャリアを通じて、防御率が3.00を超えたのはわずか3回だけ」と強調。加えて、「イマナガの奪三振率は10.77%である一方、四球率はグレッグ・マダックス(元アトランタ・ブレーブスなど)のように低い」と制球力の高さもプラス材料にしている。

 記事内では同じくポスティングシステムでメジャー入りが有力視されているオリックスの山本由伸についても注目投手としてマークしているが、より評価が高いのはDeNAの左腕エースのようだ。

「この左腕はカッターやスライダーの変化球に加え、カーブボールとスプリッターの鋭い変化球も持っている。イマナガは投手としては小柄で178センチしかない。しかし、マウンド上での存在感は小さいにもかかわらず、NPBで最も支配的な投手のひとりである」

 横浜のエースが海を渡るのも時間の問題か。今オフ、MLBのストーブリーグは日本人選手の行方にも注目を集めそうだ。
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構成●THE DIGEST編集部

【動画】横浜のエース左腕・今永昇太の奪三振ショー!

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