来シーズンに向けた移籍市場が、いよいよ本格化を迎えようとしている。
米スポーツ放送局『CBS Sporst』は、今オフにポスティングシステムを利用してメジャー入りする選手を予測。リストのなかには史上初の3年連続「投手4冠」を当確させた山本由伸(オリックス)、横浜DeNAの左腕・今永昇太、今春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場した韓国球界のスター、イ・ジョンフが候補に挙がっている。
最もメジャー入りに近い存在なのは、言わずもがなオリックスの背番号18だ。同局は「25歳のヨシノブ・ヤマモトは、輝かしい実績を持つ右腕である。昨シーズンはパ・リーグの最優秀選手賞と、MLBのサイ・ヤング賞に相当する沢村賞の両方を受賞した」と力説。現在、NPBを支配する最高右腕であることを強調している。
同メディアが絶賛するように、山本は今季も国内敵なしと言える無双の活躍を見せている。9月9日のロッテ戦では自身2度目となる2年連続ノーヒットノーランを達成。今季のレギュラーシーズンラスト登板となった10月2日の日本ハム戦では7回3安打、無失点、11奪三振の快投で今季16勝目。勝利数、防御率(1.21)、勝率(.727)、奪三振数(169)はリーグトップで、前人未到の3年連続4冠をほぼ手中に収めた。
同投手は最速159キロの速球に加えスプリット、緩いカーブ、カットボールなど多彩な球種を操る投球術が高く評価されており、「いずれの球種も今季は65%以上の確率でストライクを奪っており、平均以上の地力もうなずける」と正確な制球力にも注目。メジャー1年目で12勝(7敗)&202奪三振を達成した千賀滉大の活躍で大きな成功を収めたニューヨーク・メッツを皮切りに、ニューヨーク・ヤンキース、フィラデルフィア・フィリーズ、サンディエゴ・パドレス、サンフランシスコ・ジャイアンツなどが獲得を狙っていると報じている。
一方、WBC決勝のアメリカ戦で先発し、現地でも名前が知られる存在となった今永については「速球派で、140キロ台前半のスライダーやカットを投げる割合が60%近い。だが彼は130キロ台のチェンジアップやカーブなど、カメオ的な役割を果たす他の球種も数多く持っている」と記し、山本と同じように豊富な変化球に目をつけている。
とはいえ、やはり最高クラスのS級評価は山本で変わらないようで、「イマナガは第2、第3先発と見られている」と注釈をつけたうえで、ヤンキース、ボストン・レッドソックス、トロント・ブルージェイズ、シカゴ・カブスなどが興味を注いでいるという。
最後に同局が注目したのは、昨年の韓国球界MVPだ。WBCでは母国の主力として名を連ねたイ・ジョンフについては「7月に足首を骨折して以来プレーしていない。今後、どのような影響を受けるかは未知数だ」と鋭く指摘。怪我により獲得に動く球団は少ないとみているが、昨季の韓国プロ野球で打率.349、23本塁打、113打点をマークした天才打者の動向は気になるようだ。
同メディアは「ジャイアンツのスカウト陣は以前から彼に目をつけており、中堅手が必要なのは明らかだ。かつてはキム・ハソンとチームメイトだったことを考えると、興味を示しているパドレスが少し有利かもしれない」とし、WBCで共闘したキム・ハソン、日本のダルビッシュ有が所属するパドレス入りの可能性を示唆している。
最後に『CBS Sporst』は大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)や千賀(メッツ)、キム・ハソンといった日韓のスタープレーヤーを列挙し、「今冬は、彼らと同じようなサクセス・ストーリーを求めてポスティングシステムを利用する球団が増えるだろう」と論じ、アジア人のMLB入りに期待を寄せている。
構成●THE DIGEST編集部
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米スポーツ放送局『CBS Sporst』は、今オフにポスティングシステムを利用してメジャー入りする選手を予測。リストのなかには史上初の3年連続「投手4冠」を当確させた山本由伸(オリックス)、横浜DeNAの左腕・今永昇太、今春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場した韓国球界のスター、イ・ジョンフが候補に挙がっている。
最もメジャー入りに近い存在なのは、言わずもがなオリックスの背番号18だ。同局は「25歳のヨシノブ・ヤマモトは、輝かしい実績を持つ右腕である。昨シーズンはパ・リーグの最優秀選手賞と、MLBのサイ・ヤング賞に相当する沢村賞の両方を受賞した」と力説。現在、NPBを支配する最高右腕であることを強調している。
同メディアが絶賛するように、山本は今季も国内敵なしと言える無双の活躍を見せている。9月9日のロッテ戦では自身2度目となる2年連続ノーヒットノーランを達成。今季のレギュラーシーズンラスト登板となった10月2日の日本ハム戦では7回3安打、無失点、11奪三振の快投で今季16勝目。勝利数、防御率(1.21)、勝率(.727)、奪三振数(169)はリーグトップで、前人未到の3年連続4冠をほぼ手中に収めた。
同投手は最速159キロの速球に加えスプリット、緩いカーブ、カットボールなど多彩な球種を操る投球術が高く評価されており、「いずれの球種も今季は65%以上の確率でストライクを奪っており、平均以上の地力もうなずける」と正確な制球力にも注目。メジャー1年目で12勝(7敗)&202奪三振を達成した千賀滉大の活躍で大きな成功を収めたニューヨーク・メッツを皮切りに、ニューヨーク・ヤンキース、フィラデルフィア・フィリーズ、サンディエゴ・パドレス、サンフランシスコ・ジャイアンツなどが獲得を狙っていると報じている。
一方、WBC決勝のアメリカ戦で先発し、現地でも名前が知られる存在となった今永については「速球派で、140キロ台前半のスライダーやカットを投げる割合が60%近い。だが彼は130キロ台のチェンジアップやカーブなど、カメオ的な役割を果たす他の球種も数多く持っている」と記し、山本と同じように豊富な変化球に目をつけている。
とはいえ、やはり最高クラスのS級評価は山本で変わらないようで、「イマナガは第2、第3先発と見られている」と注釈をつけたうえで、ヤンキース、ボストン・レッドソックス、トロント・ブルージェイズ、シカゴ・カブスなどが興味を注いでいるという。
最後に同局が注目したのは、昨年の韓国球界MVPだ。WBCでは母国の主力として名を連ねたイ・ジョンフについては「7月に足首を骨折して以来プレーしていない。今後、どのような影響を受けるかは未知数だ」と鋭く指摘。怪我により獲得に動く球団は少ないとみているが、昨季の韓国プロ野球で打率.349、23本塁打、113打点をマークした天才打者の動向は気になるようだ。
同メディアは「ジャイアンツのスカウト陣は以前から彼に目をつけており、中堅手が必要なのは明らかだ。かつてはキム・ハソンとチームメイトだったことを考えると、興味を示しているパドレスが少し有利かもしれない」とし、WBCで共闘したキム・ハソン、日本のダルビッシュ有が所属するパドレス入りの可能性を示唆している。
最後に『CBS Sporst』は大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)や千賀(メッツ)、キム・ハソンといった日韓のスタープレーヤーを列挙し、「今冬は、彼らと同じようなサクセス・ストーリーを求めてポスティングシステムを利用する球団が増えるだろう」と論じ、アジア人のMLB入りに期待を寄せている。
構成●THE DIGEST編集部
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