今年のプロ野球ドラフトで1位指名候補となっていた花巻東高の注目スラッガー、佐々木麟太郎が10月10日、鹿児島市で行なわれた国体の履正社高(大阪)戦後にプロ志望届は出さず、米国の大学への進学を目指すことを明らかにした。この意思表明を受けて、早くも現地の複数のメディアが大きく報じている。
【ドラフト候補ランキング|11~20位】霞ヶ浦の本格派右腕・木村の順位が急上昇。山形中央の大型二刀流・武田にも要注目 MLB公式サイト『MLB.com』のマイケル・クレア記者は、「花巻東高は将来のメジャーリーグのスター選手を育成するのに最適な環境かもしれない。大谷翔平や菊池雄星も卒業している同校から、近いうちに佐々木麟太郎をリストに加えることになるだろう。日本の天才パワーヒッターが今度のNPBドラフトを断念し、代わりにアメリカの大学への進学を目指すと報じられている」と綴り、大谷や菊池の後輩にあたる日本の高校生スラッガーの動向を伝えている。
また、「日本のプリンス・フィルダー」と呼ばれることもあると佐々木を紹介し、高校では通算140本塁打を放ち、2017年のドラフト1位指名の清宮幸太郎(日本ハム)が樹立した111本の記録を塗り替えたことにも言及。米スポーツ専門局『ESPN』のカイリー・マクダニエル記者はパワーヒッターの指標値として「70」という評価を与え、マイナーリーグ最高のパワーツールに位置付けたとしている。
さらに、野球界のプロスペクト(有望株)情報を取り扱う専門サイト『Baseball America』も「17歳の日本のスーパースター、佐々木麟太郎が米国の大学に進学」と題した記事で佐々木の進学希望表明を報道。「身長6フィート、体重250ポンドの巨漢である佐々木は、目を見張るような飛距離とともに、打率.413/出塁率.514/長打率.808を叩き出し、日本の高校レベルで圧倒的な存在感を示した」と、その逸材ぶりを力説している。
また同メディアも『MLB.com』と同じく、佐々木がスカウティングスケールで「70」をマークする驚異的なパワーを持つことを伝え、それが最大の武器であると同時に「バレル(長打になりやすい打球速度と角度の組み合わせ)を安定して見つけるコツも持っており、素晴らしい打撃センスがある」と評価。さらに四球の多さやファーストの守備についてもポジティブな見方のようだ。
両メディアともに、佐々木はアメリカの大学に進学することで、3年後にはMLBドラフトの資格を得られることになると指摘。また今年のMLBドラフトでは、ホワイトソックスから11巡目指名を受けたオレゴン大の西田陸羽のケースを紹介し、佐々木が目指す「道を切り開いた」(Baseball America)としている。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】火を吹くような痛烈な当たり!佐々木の中安打をチェック
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また、「日本のプリンス・フィルダー」と呼ばれることもあると佐々木を紹介し、高校では通算140本塁打を放ち、2017年のドラフト1位指名の清宮幸太郎(日本ハム)が樹立した111本の記録を塗り替えたことにも言及。米スポーツ専門局『ESPN』のカイリー・マクダニエル記者はパワーヒッターの指標値として「70」という評価を与え、マイナーリーグ最高のパワーツールに位置付けたとしている。
さらに、野球界のプロスペクト(有望株)情報を取り扱う専門サイト『Baseball America』も「17歳の日本のスーパースター、佐々木麟太郎が米国の大学に進学」と題した記事で佐々木の進学希望表明を報道。「身長6フィート、体重250ポンドの巨漢である佐々木は、目を見張るような飛距離とともに、打率.413/出塁率.514/長打率.808を叩き出し、日本の高校レベルで圧倒的な存在感を示した」と、その逸材ぶりを力説している。
また同メディアも『MLB.com』と同じく、佐々木がスカウティングスケールで「70」をマークする驚異的なパワーを持つことを伝え、それが最大の武器であると同時に「バレル(長打になりやすい打球速度と角度の組み合わせ)を安定して見つけるコツも持っており、素晴らしい打撃センスがある」と評価。さらに四球の多さやファーストの守備についてもポジティブな見方のようだ。
両メディアともに、佐々木はアメリカの大学に進学することで、3年後にはMLBドラフトの資格を得られることになると指摘。また今年のMLBドラフトでは、ホワイトソックスから11巡目指名を受けたオレゴン大の西田陸羽のケースを紹介し、佐々木が目指す「道を切り開いた」(Baseball America)としている。
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