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相手投手を気遣う大谷翔平の姿に再脚光! ピッチング・ニンジャが“独自表彰” 「最もフレンドリーなスリで賞」

THE DIGEST編集部

2023.11.12

投手としては10勝を挙げた2023シーズン。25年の復活を楽しみに待ちたい。(C) Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスからフリーエージェント(FA)となった大谷翔平。その"珍場面"に再び注目が集まっている。

 現地11月11日、"ピッチング・ニンジャ"の愛称で知られる米投球分析家のロブ・フリードマン氏は、公式X(旧ツイッター)、インスタグラムを更新し、「2023年のピッチングニンジャアワード:最もフレンドリーなスリで賞」と銘打った独自表彰の受賞者を発表。「勝者ショウヘイ・オオタニ」と続け、今季序盤の"ある一コマ"に脚光を当てた。

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 現地4月5日、敵地T-モバイル・パークで行なわれたシアトル・マリナーズ戦のワンシーンだ。この試合では、今季から導入の新ルール「ピッチクロック」で違反を取られている大谷。1回裏の投球を終えたイニング間には、パット・ホバーグ球審、フィル・ネビン監督、通訳の水原一平氏と4人で集まり、そのルールに関する確認を行なっていた。

 しかし、ここで投球練習用のボールが手元になく、困惑している相手先発クリス・フレクセンの様子に気づいたエンジェルスの背番号17。すると次の瞬間、ホバーグ球審の腰についていたポケットから1球取り出し、すかさずフレクセンに向けてボールを投げ入れたのだ。そんな二刀流スターの対応には、当時もSNS上で大きな話題となっていた。

 この場面にあらためてスポットライトを当てたフリードマン氏の投稿には、現地からも反響が続々。米データ分析会社『Codify Baseball』の公式Xは、デトロイト・タイガースのミゲル・カブレラがいたずらで大谷のポケットから走塁用手袋を取った21年8月のシーンに触れ、「ショウヘイは常にベストから学んできた」と反応を示している。

 今季もグラウンド内外でさまざまな話題を提供した大谷。来季以降のパフォーマンスも楽しみでならない。

構成●THE DIGEST編集部

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