MLB機構が今季から導入したピッチクロック。現地11月15日、米放送局『ESPN』のジェフ・パッサン記者が、走者のいる場面で現行ルール20秒から２秒短縮することを検討していると伝えている。

　走者がいない場面での15秒は現行どおり、走者がいる場面では18秒を想定しているという。パッサン記者は、「選手からはピッチクロックに対する懸念の声も挙がっており、2023年は投手の怪我が相次いだことを指摘している」と記した一方、「だがMLBはスピードアップした試合ペースが怪我を引き起こしたわけではないと否定している」と報じた。
  　実際、同ルールにより１試合あたり３時間４分から２時間40分に短縮された。しかし、さらなる短縮には不満の声が多い。「そんな変更要らない」「冗談だろ？」「短くするのが良いとは思えない」「ゾッとする」「今のままでいい」「馬鹿げてる」「え？なんで？」などと否定的なコメントがSNS上で飛び交っている。

　来季のオープン戦は、来年２月22日から。そして３月20～21日、韓国・ソウルで実施されるロサンゼルス・ドジャース対サンディエゴ・パドレスの試合で、レギュラーシーズンが開幕する。はたして同ルールは変更されるのだろうか？

構成●THE DIGEST編集部

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