2度目のシーズンMVPにも輝き、来季へ向けた去就にも注目が集まっている大谷翔平。FA市場でも主役の1人となる中で、移籍先候補と見られていたシアトル・マリナーズの動向が話題となっている。
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メジャー専門サイト『MLB.com』が現地時間11月17日、「オオタニがマリナーズの構想から外れる理由」と銘打ったトピックを配信した。マリナーズ担当であるダニエル・クレイマー記者により、同球団が大谷の獲得競争から離脱する可能性が高いと見解を綴っている。
クレイマー氏は「球界関係者が今週MLB.comに語ったところによると、オオタニの獲得はマリナーズの今オフの現実的な議題には含まれていないようだ」と指摘しており、その要因として2024年の球団予算や、5億ドルとも伝えられている獲得にかかる費用、また、他選手・ポジションの補強を優先することなどを、その理由と予想している。
また、「少なくとも1年前からの組織の考え方から変化は明らか」として、球団が立てていた計画が変わったものと述べており、「当時、クラブはオオタニの差し迫ったフリーエージェントを予期しており、この待望の瞬間が到来したら積極的にプッシュするつもりであると信じられていた」と振り返っている。
さらにクレイマー氏は、大谷が右肘手術の影響により、来季は打者専念となることで、マリナーズのウィークポイントである指名打者での活躍を望めると見通しているものの、「とはいえ、オオタニのバットだけでマリナーズの問題がすべて解決すると考えるのは軽率だろう」と主張。打線では他にもテコ入れすべき点があるとも説いている。
その上で「オオタニとの契約には、あらゆる超大型契約に付随する基本的なリスクや、財政面で長期的な予算を圧迫する可能性を超えた、顕著なリスクが伴うことを無視することはできない」として、デメリットが少なくないと論じており、他にも「オオタニの肘の手術は、彼が長期的に投手としてどうなのかという正当な疑問を提示している」として今後への懸念点を並べた。
またクレイマー氏は「この早い時期にオオタニの獲得から手を退くことにより、チームが重要なシーズンに向けて準備を進める中で、新たな緊張点を生み出す可能性がある」とマリナーズの先行きを見通している。
7月に行なわれたオールスターでは、開催地となったシアトルのファンから大谷に対し、熱烈なラブコールが送られるなど今オフのマリナーズ入りも選択肢の一つと捉えられていた。しかし、球団の来季への方針は、堅実なチーム強化となる可能性が高まっているようだ。
構成●THE DIGEST編集部
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クレイマー氏は「球界関係者が今週MLB.comに語ったところによると、オオタニの獲得はマリナーズの今オフの現実的な議題には含まれていないようだ」と指摘しており、その要因として2024年の球団予算や、5億ドルとも伝えられている獲得にかかる費用、また、他選手・ポジションの補強を優先することなどを、その理由と予想している。
また、「少なくとも1年前からの組織の考え方から変化は明らか」として、球団が立てていた計画が変わったものと述べており、「当時、クラブはオオタニの差し迫ったフリーエージェントを予期しており、この待望の瞬間が到来したら積極的にプッシュするつもりであると信じられていた」と振り返っている。
さらにクレイマー氏は、大谷が右肘手術の影響により、来季は打者専念となることで、マリナーズのウィークポイントである指名打者での活躍を望めると見通しているものの、「とはいえ、オオタニのバットだけでマリナーズの問題がすべて解決すると考えるのは軽率だろう」と主張。打線では他にもテコ入れすべき点があるとも説いている。
その上で「オオタニとの契約には、あらゆる超大型契約に付随する基本的なリスクや、財政面で長期的な予算を圧迫する可能性を超えた、顕著なリスクが伴うことを無視することはできない」として、デメリットが少なくないと論じており、他にも「オオタニの肘の手術は、彼が長期的に投手としてどうなのかという正当な疑問を提示している」として今後への懸念点を並べた。
またクレイマー氏は「この早い時期にオオタニの獲得から手を退くことにより、チームが重要なシーズンに向けて準備を進める中で、新たな緊張点を生み出す可能性がある」とマリナーズの先行きを見通している。
7月に行なわれたオールスターでは、開催地となったシアトルのファンから大谷に対し、熱烈なラブコールが送られるなど今オフのマリナーズ入りも選択肢の一つと捉えられていた。しかし、球団の来季への方針は、堅実なチーム強化となる可能性が高まっているようだ。
構成●THE DIGEST編集部
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