プロ野球

“金足旋風"巻き起こした高卒ドラ1・吉田輝星のオリックス電撃トレードの反響止まず! 賛否両論も「おい嘘だろっ!」「どうなるか楽しみ」

THE DIGEST編集部

2023.11.25

オリックスへの電撃トレードが発表された吉田。かつてのドラ1の移籍は大きな反響を呼んでいる。写真:産経新聞社

 かつて夏の甲子園を沸かせた剛腕の放出劇が波紋を呼んでいる。

 11月24日、日本ハムの吉田輝星と、オリックスの黒木優太による電撃トレードが成立し、両球団から発表された。

 まさに寝耳に水の報告だった。特に吉田は今月21日に契約更改し、前日には球団のファンフェスティバルにも元気に参加したばかり。日本ハムファンにとって突然の移籍発表の衝撃は大きく、戸惑いの声が漏れた。

 SNS上では一時「吉田輝星」「トレード」がトレンド入りしたほど。野球ファンらはこのトレード移籍に大きな関心を示し、人気選手の放出に賛否両論が巻き起こった。

「ファーwwwwおい嘘だろっ!」
「ハムがこんなに早く放出って前代未聞じゃね?」
「ドラ1ならもうちょいええの釣れたやろ」
「やっぱり無茶苦茶だなハムは」
「現役ドラフトと、どっちが得だったんだろうか」
「高卒ドラ1を4年で放出とか思い切ったね」
「オリックスの魔改造でどうなるか楽しみ」
「輝星、オリックスで輝いてくれ!」
 
 吉田は5年前、夏の甲子園で最速152キロの速球を武器に強豪校を次々とねじ伏せ、決勝戦まで進出。金足農業(秋田)を準優勝に導き、日本列島に「金足旋風」を巻き起こした本格派右腕は一躍人気選手となった。

 2018年ドラフト1位で入団した日本ハムでは5年間で64試合に登板し、3勝9敗、防御率6.23。1軍ではここまで目立つような成績は残せていないが、その潜在能力はピカイチと言われ続け、今後の飛躍が期待されていた投手だった。

 移籍先のオリックスは圧倒的な投手力を武器にリーグ3連覇を果たしたが、日本シリーズでは阪神との死闘の末、2連覇を逃した。そして今オフ、エースの山本由伸がポスティングシステムを利用してメジャーへ移籍。さらに今季11勝(5敗)を挙げ、日本シリーズでも先発登板するなど経験豊富な左腕・山崎福也が国内フリーエージェント宣言し、他球団との大争奪戦に発展。もし移籍となれば、先発陣が一気に手薄になる。

 育成に定評がある今のオリックスなら、伸び悩む剛腕のポテンシャルを十分に引き出す可能性もある。吉田にとって、はたしてこのトレードは吉と出るのか。それとも――。22歳の右腕が、思わぬところで大きな注目を浴びている。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】新庄監督も驚愕!バットをへし折った吉田輝星の快速球
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