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サイ・ヤング賞投手や大谷翔平にも匹敵!? 山本由伸の持ち球に米専門家も太鼓判「3シーズンの防御率1.44はバカげている」

THE DIGEST編集部

2023.12.03

メジャー球団との交渉が続く山本。果たして新天地はどの球団に? 写真:THE DIGEST写真部

 メジャーリーグ球団による争奪戦となっている山本由伸。現地メディアの専門家たちが改めて彼の驚異的なピッチングに熱視線を向けている。

 "ピッチングニンジャ"こと投球分析家のロブ・フリードマン氏と米データ分析社『Codify Baseball』の創立者であるマイケル・フィッシャー氏がオンライン上で対談を行ない、3年連続沢村賞を獲得した右腕のピッチングをサイ・ヤング賞投手らと比較しつつ絶賛した。

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 ふたりは、山本の持ち球をそれぞれ分析すると、速球はケビン・ゴーズマン(ブルージェイズ)、カーブはクレイトン・カーショウ(ドジャース)やダルビッシュ有(パドレス)などMLBの名だたる名投手に匹敵すると言及。さらに、スプリットは大谷翔平(エンジェルス)にも劣らないスピードと落差があり、カットボールもコービン・バーンズ(ブルワーズ)のようだと高い評価を与えている。

『Codify Baseball』公式Xはさらに、「山本由伸の過去3シーズンのパ・リーグ防御率は1.44。それはまったくバカげている」と脱帽すると、続けて、「山本の速球、カーブ、スプリッター、カッターに我々が与えた4つの正当なコンプのうちの1つでも獲得するためには、多くの大リーガーが死ぬほどだろう」と綴り、山本のピッチングがいかに別次元であるかを伝えている。

 山本にはヤンキース、メッツ、ドジャース、レッドソックス、カブスなどじつに10球団以上が興味を示していると言われる。果たして、来季どの球団のユニホームに袖を通すことになるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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