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「通訳史上最高額なのでは?」米記者も気になる大谷翔平に欠かせない“相棒”の契約額。ドジャース内定にツッコミ「なぜ誰もイッペイを追跡しないんだ?」

THE DIGEST編集部

2023.12.13

エンジェルスで大谷翔平の通訳を務める水原一平氏もドジャース入りが内定した。(C)Getty Images

エンジェルスで大谷翔平の通訳を務める水原一平氏もドジャース入りが内定した。(C)Getty Images

 野球界のスーパースターと切っても切り離せない”相棒”も入団が内定した。

 ロサンゼルス・ドジャースは現地12月11日(日本時間12日)、ロサンゼルス・エンジェルスからフリーエージェント(FA)となっていた大谷翔平と10年総額7億ドル(約1014億円)というメジャー史上最高額で契約したことを正式発表した。

 日米の野球ファンが注目するスーパースターの入団会見は複数の現地メディアによると、14日の午後3時頃(日本時間15日午前8時)の予定だという。

 2018年にメジャーデビューして以来、初の移籍会見を迎える大谷。その第一声が注目されるなか、エンジェルスで毎日のように背番号17の隣についてサポートに徹し、ときには練習パートナーとして偉才のメジャー生活を支え続ける水原一平通訳も、ドジャース入団が内定。同日の記者会見に同席する見通しだ。

 新天地でも二人三脚で臨む大谷と水原通訳。もはや「ニコイチ」と呼ぶに相応しい名コンビは、米メディアでも広く認知されている。ゆえに、水原氏のドジャース内定は小さくない話題になっている。
 
 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で侍ジャパン初の日系人として、14年ぶりの世界一に貢献したラーズ・ヌートバーが所属するセントルイス・カーディナルスの専門メディア『Redbird Rants』のアンドリュー・ワン記者は「ドジャースがオオタニの通訳を担うイッペイ・ミズハラと10年契約で合意した」と自身のX(旧ツイッター)に投稿。「契約の詳細は不明だが、通訳としては史上最高額の契約になるのではないか?」と投げかけた。

 水原氏は大谷の代理人事務所である「CAA」との契約で、大谷の年俸の1~2パーセントに相当する報酬を受け取っていると言われている。大谷がドジャースと10年で約1014億円の契約を結んだことにより、雇用契約だけで同氏の年収は単純計算すると、約1億から2億円前後になるのではないかと噂されている。

 ただし、大谷が年俸7000万ドル(約101億円)のうち200万ドル(約3億円)しか受け取らず、残りは2034年から10年間無利子で支払われるという「異例な契約内容」にしたことが明らかとなり、同氏の年俸も少し変わってくるが、いずれにせよ通訳としては異例の報酬だと言っても過言ではない。

 ワン記者と同じく『Redbird Rants』に記事を寄稿し、米ポッドキャスト番組『Nootnewspod』のホストも務めるジョシュ・ジェイコブス氏は、同氏のXに返信する形で、「なぜ誰も彼を追跡しなかったのだろうね?」と投稿。大谷の「一番の理解者」とも言われる水原氏の動向を追えば、「球界スタープレーヤーのドジャース電撃入団のスクープを掴めたのではないか」と冗談を交えた。

 エンジェルス、そして侍ジャパンでも大谷の黒子として見逃せない活躍をした水原氏。世界中の野球ファンが注目するドジャース入団会見で、久しぶりにお披露目となる最強コンビは、いったいどんなことを語るのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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