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「オオタニの品格に感動した」大谷翔平が新天地ドジャースと結んだ“後払い契約”に韓国メディアが感服!「お金より夢と勝利を優先したのだ」

THE DIGEST編集部

2023.12.13

韓国でも大人気の大谷。ドジャースでの来季開幕戦はソウルで開催される予定だ。(C)REUTERS/AFLO

 2024年シーズンからロサンゼルス・ドジャースでプレーすることが決まった大谷翔平。10年7億ドル(約1014億円)の史上最高額契約で世界中をあっと驚かせたが、その衝撃の内実が明らかになるとさらなる話題をさらった。
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 年平均7000万ドルの年俸のうち、なんと6800万ドルが後払いとなるというのだ。契約期間中に手にするのは年間わずか200万ドルで、残りは契約期間終了後の2034年から10年間に渡って利息なしで受け取る。すべては大谷の発案と報じられている。

 前代未聞の契約内容に、韓国全国紙『スポーツソウル日本語版』も目を丸くした。「ドジャース大谷翔平の年俸はKBO助っ人と同じ? 韓国紙が感動した"オオタニの品格"『お金より夢』」と題して、次のように評している。

「史上最大級の契約に史上最大級の"後払い"だ。契約を締結した時点から後払いの話はあったが、これほど比重が大きいとは誰も予想していなかった。結論から言えば、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が2024年シーズンに受け取る年俸額はわずかに200万ドル。2022年シーズンに韓国プロ野球KBOリーグで活躍したドリュー・ルチンスキーと同じ年俸額だ。言葉にならない契約構造だが、望んだのは大谷のほうだった。これまでもそうだったように、お金よりも自分の夢と勝利を優先した」
 
 さらに同メディアは、MLB挑戦時から変わらない大谷のスタンスにも注目。「規定上、満25歳以降に渡米してこそ最低年俸から抜け出すことができるが、大谷は当時から金が重要ではないことを強調していた。満23歳の2017年冬にエンゼルスと契約した大谷は、2018年に年俸54万5000ドル、2019年に年俸65万ドルを受け取っている。メジャーの最低年俸に準ずる金額だ」と説明し、「大谷は一日でも早く最高の舞台に立つことに重点を置いた。幼い頃から大事にしていた夢を実現することを重要視したのだ」と続けている。

 そしてこの後払い契約が、ドジャースの補強計画に大きな影響を及ぼす点にも言及。「ドジャースはこれでトップクラスのFA選手をもうひとり獲得する余裕が生まれた。今回のストーブリーグで大谷に次ぐ注目株として挙げられるFAは、日本が誇るエース投手・山本由伸とサンディエゴ・パドレスで活躍した左腕投手ブレイク・スネルだ。大谷の獲得は、ドジャースの大々的な補強計画の終わりではなかった。むしろ新たな始まりだった」と論じている。

構成●THE DIGEST編集部

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