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「エンジェルスの売却を」とエ軍メディアが憤慨!「ファンはオーナーのモレノにうんざり」「大谷翔平が“最後の藁”だった」

THE DIGEST編集部

2023.12.16

大谷翔平との再契約のチャンスに応じなかったエンジェルスオーナーのモレノ氏に、ファンはうんざりしているという。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスの専門メディア『Halo Hangout』が、オーナーのアート・モレノ氏に憤慨してる。
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「エンジェルスのファンは困難な時期を迎えている。エンジェルス史上最も偉大な選手ショウヘイ・オオタニと再契約するチャンスがありながら、『Los Angeles Times』紙によるとオーナーのモレノ氏は努力すらしなかった」

 同メディアが引用した『Los Angeles Times』紙の報道は、ネズ・バレロ代理人がエンジェルスに対して大谷と再契約する機会を与えていたというもの。そして大谷陣営からの提案をモレノ氏が拒否したという。

 エンジェルスは2023年シーズンの途中、契約満了を迎える大谷をトレード期限までに放出せず、勝利を求める姿勢を貫いた。しかしフィールド上の結果は伴わず、ぜいたく税を回避するために獲得したばかりの選手をすぐに放出する事態を招いた。結局、14年以来となるプレーオフへの出場は、またしても叶わなかった。

 そして今オフ、フリーエージェントとなった大谷に対して、再契約の可能性を打診されながらもそれを拒否。条件は大谷を射止めたロサンゼルス・ドジャースをはじめ、サンフランシスコ・ジャイアンツ、トロント・ブルージェイズに提示されたものと同水準と見られている。
 
「モレノ氏には計画性がない」と、同メディアはオーナーを糾弾。「モレノ氏はオオタニからホームタウン割引を与えられると信じていたのだろうか。金額が高騰するなんて、オフが始まる前から誰もが理解していたから、オーナーは高額を言い訳にはできない。チームは23年シーズンの終盤に成績を急降下させたにも関わらず、オオタニは契約のチャンスを与えてくれた。しかしモレノ氏の返答は"スルー"だった」と状況を説明した。

 さらにファンの心理も記している。「エンジェルスのファンは長年、モレノ氏の運営にうんざりしてきた。2022年8月に球団の身売りを宣言した時、ファンは喝采した。しかしその5か月後に売却中止を発表すると、ファンは一斉に失望の叫び声をあげている」。

 23年シーズンの低迷と、今オフの大谷に対する姿勢を含めて、同メディアは「オオタニが"最後の藁"だった。現状のままでは未来への明確な道筋はない」とあらためてオーナーに退陣を要求した。

「アルバート・プホルスとアンソニー・レンドーンに球界史上最悪の契約を与えたモレノ氏は、MLB史上最高の二刀流選手を説得するチャンスを目の前にしながら、それに応えなかった。エンジェルスのファンは、モレノ氏にプレッシャーをかけて球団を売却させる以外に、もはや手段はない」

構成●THE DIGEST編集部

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