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「大谷翔平の“後払い契約”がカブスに影響を与えた」とカ軍メディア「狙っていたグラスノーがドジャースへ」

THE DIGEST編集部

2023.12.16

ドジャースは大谷に続いて右腕グラスノー(右)とも合意した。

 大谷翔平がロサンゼルス・ドジャースとかわした"後払い契約"の効果が早速現われたようだ。ドジャースは現地12月15日、若手2選手とのトレードで、タンパベイ・レイズから右腕タイラー・グラスノーとマニュエル・マーゴ外野手を獲得した。

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 ドジャースは大谷と10年総額7億ドル(約1015億円)で契約した。期間内の年俸は年平均額の7000万ドル(約101億5000万円)ではなく200万ドル(約2億9000万円)。ぜいたく税の計算上は年4600万ドル(約66億7000万円)に抑えられるため、ドジャースは大谷を加えたうえで、さらなる補強が可能となった。そして今オフの注目投手だったグラスノーをトレードで獲得している。

 これを受けて、シカゴ・カブスなどが運営する地元放送局『Marquee Sports Network』は12月15日、「オオタニとドジャースの契約が、カブスのオフシーズンに影響を与えている」と伝えた。
 
「カブスもトレードでグラスノーを狙っていたが、それが実現することはなかった。ドジャースはオオタニとの"後払い契約"で給与の柔軟性を向上させ、そしてすぐに投手陣の強化に成功した。もしカブスがグラスノーを獲得できていれば、オフシーズンの初めにマーカス・ストローマンをオプトアウトで失ったローテーションに弾みがついていたはずだ」

 続けて同メディアは、カブスの次なる新戦力候補としてクリーブランド・ガーディアンズのシェーン・ビーバーを挙げ、「2024年にFAとなるため、今オフにトレードで放出する可能性がある」と紹介。さらに、今オフの投手目玉の山本由伸やブレイク・スネル、ジョーダン・モンゴメリーらではなく、球団とのリンクがある日本人の投手、今永昇太の獲得に動く可能性があるとも報じている。

構成●THE DIGEST編集部

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