侍ジャパン

「まさに不公平だ」ダルビッシュ有が “異例の”中継ぎ登板!日本の“投手層の厚さ”に米記者は嘆き「馬鹿げてる」【WBC】【2023名場面・珍場面】

THE DIGEST編集部

2023.12.19

中継ぎとして準々決勝で登板したダルビッシュ。その起用に米記者は驚きだったようだ。写真:鈴木颯太朗

 2023年のスポーツ界で印象的な出来事を『THE DIGEST』のヒット記事で振り返る当企画。今回は、WBCの侍ジャパンが誇った投手陣の層の厚さに、米記者が驚嘆した記事を取り上げる。

記事初掲載:2023年3月16日

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 3月16日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表は、準々決勝イタリア戦を行ない、ダルビッシュ有(パドレス)は4番手として登板。2イニング(27球)を投げ、被安打2、被本塁打1、1奪三振、1失点とやや苦しんだものの、慣れない役割をこなし、日本を勝利に導いた。

【動画】「馬鹿げている!」と米記者驚き!ダルビッシュが中継ぎ登場シーンをチェック

 7対2と5点リードの7回から、チーム最年長はマウンドに上がった。まずベンジャミン・デルジオ(カブス)から152キロの速球で見逃し三振を奪うと、大谷翔平(エンジェルス)の同僚デビッド・フレッチャーを三ゴロ、さらにサル・フレリク(ブルワーズ)を遊ゴロと三者凡退に仕留めた。

 7回裏に2点の追加点を挙げた日本代表。援護を受けたダルビッシュは、8回も続投するも、やや手こずった。1死からデビッド・フレッチャーの弟ドミニク・フレッチャーにソロ弾を浴びると、続くブレット・サリバンに右安打を許した。それでも続く打者を二併殺打に打ち取り、マウンドを後にした。
 
 慣れない役割も1失点で凌いだ右腕。米国の記者は、メジャーでも抜群の安定感を誇るダルビッシュをリリーフに回す日本代表の層の厚さに目を丸くしているようだ。米ポッドキャスト番組『WBC Central』のショーン・スプラドリング記者は、「ショウヘイ・オオタニが先発した。そしてユウ・ダルビッシュがリリーフで登場」と速報をうち、「馬鹿げている!」と驚嘆した。

 さらにMLB公式『MLB.com』のマット・モナガン記者は、「この日本の投手陣は、まさに不公平だ」と嘆いている。

 同ゲームは9対3で勝利を収めた日本代表は、今後チームは米マイアミへ移動。そして現地20日(日本時間21日)には、プエルトリコ対メキシコの勝者と激突する。

構成●THE DIGEST編集部

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