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大谷翔平のドジャース入団が引き金!? ホーム開幕戦“チケット高騰”を米懸念! 悪質な『転売ヤー』を問題視「非常識だ!」

THE DIGEST編集部

2023.12.18

ドジャースの一員となった大谷(中央)。ホーム開幕戦チケットが早くも高騰している。(C) Getty Images

ドジャースの一員となった大谷(中央)。ホーム開幕戦チケットが早くも高騰している。(C) Getty Images

 球界スターの名門加入は、思わぬ問題を引き起こしている。

 現地12月14日、大谷翔平がロサンゼルス・ドジャースと10年総額7億ドル(約1015億円)の超大型契約を結び、入団会見を開いた。日米メディアを中心に本拠地ドジャー・スタジアムには報道陣約300人超が集結。偉才の背番号「17」のユニホーム姿に熱い視線が注がれ、ファンの期待は高まるばかりだ。

 だが一方で、大谷がドジャースと契約したことで由々しき事態が起きている。

 来年3月28日(日本時間29日)に行なわれるドジャースのホーム開幕戦(対セントルイス・カーディナルス)のチケットが軒並み高騰。しかも、二刀流戦士の契約が公表されて以降、その値打ちはさらに上昇した。

 米紙「USA TODAY」の重鎮記者ボブ・ナイチンゲール氏によると、「ドジャー・スタジアムでの開幕戦チケットの『最安』価格が359ドル(約5万2000円)に急騰している」と報じ、最大では立見席が1000ドル(約14万円)近くまで急上昇している。
 
 大谷のドジャース本拠地デビュー戦への注目度の高まりは理解できるが、あまりに常識外れな金額に現地メディアも眉をひそめている。

 スポーツビジネスに精通している米投資家のジョー・ポンプリアーノ氏は自身のX(旧ツイッター)に「ショウヘイ・オオタニの加入でドジャースの開幕戦チケットが大幅値上げをしている。今年のホーム開幕戦の平均購入価格は500ドル(約7万1000円)を超えた」と指摘。異常な価格高騰に苦言を呈している。

 米スポーツメディア『Front Office Sports』は、史上空前の”大谷フィーバー”に注目。「ロサンゼルス・ドジャースはムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマン、クレイトン・カーショウなどのスター選手を擁することから、すでに大人気球団だった。しかし、そこにオオタニが加わった今、まったく別物になる。リオネル・メッシがパリ・サンジェルマンを退団して、インテル・マイアミに移籍してきたのと同じ巨大ビジネスだ」と論じ、野球界のスーパースターの影響力に感嘆している。
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