大谷翔平が勝利を求めてロサンゼルス・エンジェルスからロサンゼルス・ドジャースに移籍した後、エンジェルスのもうひとりのスーパースター、マイク・トラウトにもプレーオフに進出できるチームへの移籍が期待されている。

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　トロント・ブルージェイズの投手クリス・バシットが、トラウトのフィラデルフィア・フィリーズへの移籍を希望した。ドジャースに移籍した大谷のように、「スーパースターがプレーオフに出場したほうが、球界にとって有益だ」というMLBファンに根付く意見を、バシットも持論として持っているからだろう。

『MLB Network』の司会者で現在は『Jomboy Media』のポッドキャスターを務めるクリス・ローズに、バシットはこう語った。「フィリーズで見てみたいね。フィリーズは彼の故郷に近いチーム。対戦相手とすれば、ブライス・ハーパーとトラウトが並ぶフィリーズ打線とは戦いたくないけど、でもトラウトは今でもベスト５に入るトップ選手だ。プレーオフ出場に値する選手だし、それは球界としても有益だろう。彼がプレーオフに出場している姿を見る権利は、誰にでもあると思う」。
  　トラウトはフィラデルフィアをこよなく愛している。NFLのフィラデルフィア・イーグルスの大ファンで、生観戦するためにスタジアムによく足を運んでいる。米スポーツメディア『Fastball』もバシットのコメントを記事にし、「愛するフィラデルフィアのフィリーズにトラウトが加入すれば、一躍、優勝候補になるはずだ」と記している。

　トラウトは2030年まで総額４億2650万ドルでエンジェルスと契約しており、ペリー・ミナシアンGMは「トラウトはトレードに出さない」と明言。高年俸もあってエンジェルス退団は現実的ではないが、それでも他球団に移籍してWBC決勝のようにプレーオフやワールドシリーズで大谷とトラウトの対決が実現すれば、大きな話題になるだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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